小光子の心

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zoom RSS 小光子の東北旅行(1)

<<   作成日時 : 2013/11/11 21:23   >>

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 釣り日記として始めた「小光子の心」も、振り返ってみると、なんとも長い間続いている。
その経過とともに小光子も歳をとってしまったのか、イベントがあっても、すぐに記録することが億劫になり、つい放置すると、また溜まってしまい、更に億劫になる、ということを繰り返すようになった。

これではいけない・・・・・・。うううううっ!


10月19日は親戚の結婚式で広島へ。
最近の結婚式。当然に若いカップルが多いので、マスメデイアの影響もあるのか、コメデイアン紛いのドンちゃん騒ぎの披露宴が多い中、落ち着きのある、とてもシックな結婚式であったように思った。
彼等の人柄なのであろう。

いいやないか。お二人さん、幸せにね!

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小光子達は、京都に、戻ってきて、準備して、すぐに東北旅行へ。

当初は秋田から以北を旅行するつもりであったが、時期的なことから、それは来年の初夏に延期し、南下する歴史探訪の旅となった。

22日(火)
飛行機にて秋田空港・レンタカーにて-->角館-->田沢湖-->乳頭温泉-->盛岡泊

23日(水)
盛岡-->花巻-->中尊寺-->平泉-->宮城古川泊、旧友家族と宴会

24日(木)
古川-->松島--裏磐梯-->会津若松泊

25日(金)
会津若松-->猪苗代湖-->郡山(新幹線)-->京都

このスケジュール。なかなか決めないカミサンを捨て置くことにも慣れた小光子は、彼女の気合が入った時に、即、ごく自然に前述のコースを計画して出発したのだった。準備ができていたのである。
我が家では、いつもカミサンが社長で、小光子は平社員なのだ。

いいんじゃない?角館(かくのだて)
宮沢りえさんが名演技をした「たそがれ清兵衛」のロケに使われた武家屋敷も、カミサンに聞かされて、見学した。

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ここには江戸期の武家屋敷が清楚に残されていた。
お城は今は無いようだが、その時代に、この道幅でメインストリートを作ったのは、小光子の想像を超えたものだった。
各武家屋敷を見学した。京都系アメリカジンの小光子は、何百年昔から、京都の文化がここに伝わり、その遺構や調度品が大切に保管されていたことに驚きを感じたのだ。小光子達は今、飛行機で1時間余り飛んだら、簡単にやってこれる世の中に暮らしているにもかかわらず、この歳になって初めてこの地を訪れたことが、不思議に思ったほどだった。すぐれた文化は、距離をいとわず、国境をも超える、と言うことかも知れない。
ここでは昼食に、「日本の3大うどん」として有名らしい、「稲庭うどん」を食した。
流石に食感の良いうどんだった。しかし、最も驚いたのは、出汁が関東風ではなく、関西に近い薄い醤油色の出汁であったことだ。

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(欄間の彫を漆喰壁に写す細工)

初日は盛岡泊まりであったが、お魚さん好きの小光子、あの幻の魚「クニマス」が生息していた田沢湖に行ってみたかった。
この湖に、人間の都合で、あらぬ川の水を引いたことによって、クニマスは死滅した。
人間が自然を破壊した顕著な例である。今、その酸性水質を改善して、再びクニマスに帰ってほしいと願っている人間たちだが、自然は簡単には許してくれない。・・・・・その方がいい様に思う小光子でもある。
曇り空の田沢湖にて、懺悔した小光子であった。

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私は通過しようと思ったが、カミサンの所望もあって、乳頭温泉まで、足を延ばした。
時間が遅く、鶴の湯には入れなかったが、国民休暇村の温泉には、間にあった。
湯もいいが、紅葉したぶな林に囲まれた露天風呂は、森の中のオアシスと言おうか、秋の冷風に白い湯気が森に流れてゆくのを眺めていると、図らずも体が冷えてしまい、急いで首まで湯につかってしまう小光子自身が、可笑しかった。

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盛岡に入ったのは、18時を過ぎていたと思う。
街中のホテルだったが、ツインの部屋は広く、清潔なホテルだった。
初めての盛岡の町も観光したかったので、二人は早速、ナイトツアーに出かけることになった。

「えーっと・・・・」。
旨そうな郷土食がある飲食店をさがして、盛岡の夜の街を徘徊しているかなり年老いたアベックが居る・・・。

すると、暗がりの路地で、自転車に乗って後ろから近づいてきた爺さんが、「メシ喰うところを、探しているのか?」っと、声をかけてきた。
爺さんは、昔の米屋さんや酒屋さんが、していた懐かしい前掛けをしている・・・・?

「それなら、家の店へ来なよ。なんかサービスすっから・・・。旨いのは保障すっから・・・」

どこの町でも、大方の客引きは、皆、そういう。
しかし、盛岡の食堂の客引きは、自転車に乗って、ドタ服で現れる・・・。
まあ、首都圏には、あまり見当たらない客引きである・・・・。

真似をしない方がいいのであるが、小光子には、仕事の種類は度外視に、熱心な奴には何故か、「騙されても、まあいいや」と思ってしまうのだ。アヤシイと思いながらも乗ってみたい、我乍ら、アホさを否めないところがある。

爺さんの自転車の後ろについて、彼の「○○家」という店に着いた。
店内はひどく古い設え、しかし、そこそこ広い居酒屋風の店である。

爺さん、早速、「サービスは何がいい?」と言う。

小光子、「そう、じゃあ、温かいお銚子を一本」と言ったら、爺さん自ら温かい調子をもって、奧から出て来た。
そして、少し寒くなってきた夜の繁華街に、また、客引きに出て行ったのである。

いいね。あの熱心さ。そして、さりげなさ。盛岡のじいさん、ドタ服を着ていても、格好いいじゃないか・・・・!

それからすぐに、京都感覚ではどう見ても、愛想の悪い妖怪相のおばさんが、「通し」といって、おぼろ豆腐風の突き出しを持ってきた。とてもボリュームがある。愛想もシャシャリも無い妖怪だと思った小光子達だったが、その冷たい豆腐の旨いこと・・・・。
調子に乗って、小光子はホッケの刺身、ドンコのから揚げ、等々、色々注文したが、みんな、美味しく、受け入れられないものは、何も無かった。

私達は福の神なのか・・・・。それから、ボチボチと地元の客が入店してきて、店内は結構な人数になったが、注文を聞くのは、その妖怪一人だけである。
居酒屋なので、みんないろんな注文をする。
それを一人で、無駄なく聞き、どちらにも不愛想に、間違いなく料理を運ぶ。
それを見ていると、入店時の妖怪のイメージは逆転して、その合理的、かつ、冷静で正確な彼女の労働に敬意を感じた小光子であったのだ・・・・・。あんな、飲食店員なら、最近の店員の3倍以上の給料を払っても、店は十分に儲かると思った小光子であった。

盛岡の繁華街。古い居酒屋さんには、いいものがいっぱいあるのに、爺さんが寒空に「客引き」をしなくては人を集められないのかと、思うと、東北の悲哀を感じた小光子であった・・・。    
                                               2013.10.22のこと、   続く

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
いい出会いの東北旅行だったようですね〜。ハプニングと出会いは旅の醍醐味ですよね。続編待ってまーす
シュンメ
2013/11/13 17:07
シュンメさん、お久しぶり。
いつもバカばかり、やっているでしょ!
最近こんなもんだから、神足を退会せざるをえなくなりました。
小光子
2013/11/13 20:00
ほんと!
美しい欄間!!

それにしてもゆっくりの旅路はうらやましい。
うちのオットは目標時間前に出発しようとするから困ったものよ・・・・。
彩風
2013/11/17 17:25
 彩風さん、文が分かりにくいかも知れないが、透かし彫りの欄間から通り抜けた光が、漆喰の白壁に映るようにできているんだよ!
 私達のの場合、私もそんなんで、まあ、いいようになってきたよ。ちょっと情けないよね!
小光子
2013/11/18 18:23

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