小光子の心

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zoom RSS 帰ってきたモンスター

<<   作成日時 : 2011/07/14 22:51   >>

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「舌の根も乾かないうちに・・・・」とは、このことを言う。
校長先生と避難訓練をしたのはついこの間。地震で1時間しか釣りができず、これで今年の夏のモンスター狩りは不発に終わった、と嘆いていた。

しかし、小光子の携帯がうなった。

「小光子さん、最近どないしてんの?」
「南紀に来た時には、忙しいても電話くらいせえよ!」

ヤキイモ屋さん(陶芸家)である。

「いやいや、ワリイ、ワリイ。長く滞在できないので、ついついハードスケジュールで釣りをするのがせい一杯で・・・」
などと、言い訳をしながら、日ごろの不義理を「京都牛のスキヤキ」をご馳走することで、お茶を濁すことにした。

従い、また、下記のハードスケジュールとなってしまった・・・。

7月11日(月) 21時過ぎ  母の食事介護後出発
12日(火) 1時(夜中) 磯着
        5時まで   モンスター捕獲作戦
       18時     釣った魚の刺身と京都牛のスキヤキで宴会
13日(水) 17時〜21時 モンスター退治
14日(木) 1時      京都宅着

11日の日が変わった深夜、「1時からやろう!」と言ったのは小光子だ。満潮が2時18分であるからでもあるのだが、翌日の宴会を考えると、睡眠障害気味の小光子としては、徹夜はいささか骨が折れる。
さらに、昨今、モンスターとの遭遇が全く無くなった隊員達は、「この磯はもうダメになったのか・・・?」と、釣り人独特の、もっともらしい釣れない自然条件の理屈を構築して、失望感さえ持ち始めていたのだ。

それでも、モンスターに焦がれた男達はアキラメられる筈がない。

この日は真夜中の4時間の釣りに賭けるのだ。

小光子はレマーレYを1本だけ持って磯に着いた。
サコドンはマスターモデル尾長1本だ。

月は雲に隠れている。海の色はわからないが、波気は丁度いい具合だ。
小光子の右にサコドンが入った。
撒き餌をして1時間程経過した時だった。右磯際でナイトモンスターがシモった!

「グン」っと確かな手ごたえだ・・・・?。
奴は、少し右に移動し、沖に出ようとした。
小光子は両手で竿を支え、ためた。

「ヨーッシ、これはいける!」
少しでも沖で勝負したい。「ズームを出すか?」っと思った時、奴は急に左に方向を変え、今度は凄い泳力で走った。

「ダメだ。これは止めなければ・・・」
力任せに竿を右に倒し、止めた。
「シメタ・・・・」
奴は止まって少し浮いたように思った。
「ヨーッシ、採れる・・・」

と思った時。
「プッツン・・・」

思いがけなくも、矢が放たれたように、奴は去って行った。いつものように・・・・・・・。
過去に何度このようなことを繰り返しているのか・・?
その度に、タックルを工夫し捕獲作戦を繰り返すRFC隊員達だが・・・・。
今夜も見事に、やられてしまった。

6号Vハードのハリスがチモトで鋭利に切れている・・・・・・?

やっとやって来た。しかし残念だ。今回はかなりモンスター捕獲に近かったように思う・・・・・。

サコドンもそれを見て、俄然やる気が出てきた。

それから、30分もしないうちに、軽いやつが食いついた。
まもなくサコドンにもやってきたが、二人には何の感動もない。
モンスターが凄すぎるに他ならないが、6号ハリスで40オーバーのチヌを釣っても、アユを引き抜くようなものだからだ・・・・・・。

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二人はそれからも、モンスター再来に緊張しながらも、一発の余韻を残しながら、早朝5時の退散となった。

まあチヌで申し訳ないが、今夕の刺身は調達できた2人だった。

「焼きいも屋さん」が、20才年下の奥さんを連れてやってきた。

黄昏が茜色を連れて、やって来たような2人の様子だった。

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小光子がチヌの姿造り出したころには、まだ、牛肉も出ていないのに、ビールが何缶も空いている。

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まもなくメインのスキヤキの頃には、ナガレコのバターソテイ、きゅうりとモズクの酢の物、等などで、できあがりつつあった皆さんだが、「京風スキヤキ」に舌鼓を打った頃には全員絶好調である。
音痴の小光子の南風館には、勿論、カラオケ装置などない。しかし、音楽療法士でもあるサコドンは、準備良くカラオケを持ち込んでいた。
しかし、「マラカスが無いので伴奏を入れられない!」と贅沢を言う。
仕方なく小光子は外に行ってペットボトルにジャリを入れて帰ってきた。
即席で造ったマラカスでカラオケ伴奏付の「茜色さん」はこれまた絶唱である。

選曲等、プレゼンは彼がやる。老人ホーム介護職の延長線上のサコドンだから、彼にとって今夜は丁度良いメンバーかもしれない。
勿論、酒は飲み放題、旨いものは食い放題、そして、モンスター退治付だから決して悪い話ではないのだ。サービス満点である。

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そして真夏の夜は更け、この日睡眠導入剤を2回飲んでいた小光子は、ビール、日本酒を浴びて、硬い床の上でご臨終となったのである。

他愛のない男である。

さあ、さあ、それでも、寝起きのいい小光子の次の日には、南紀独特の明るい海が眼前に広がっている。

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まさしく黒潮の接岸を眼で確認できる風景なのだ。

予定通り、再び夕方5時に2人は磯に着いた。
やはり、黒潮の色が漂っている・・・。
磯は活性が良く、ハゲやコッパ、チャリコ、オヤピッチャー等、いろいろな魚が釣れる。
19時を過ぎた頃か・・・・。
ジワジワとウキがシモっている。あわせた。
いい感じの引き味だ。
まだまだ明るいのでモンスター用のタックルには、変更していない。
しかし、余裕で楽しんで取り込んだのは、やはりコイツだった。

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コロダイ

そして本番、タックル交換だ。
昨日と同じ、レマーレYに6号ハリス。今日の釣り座はサコドンと入れ替わりだ。
ナンだカだと小物が来て、20時頃だったか、竿を絞った奴は60cmを余裕で超えるボラだった。

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フエフキダイ

画像
タカノハダイ

小光子は、疲れもあったのか、これでやる気が失せてしまった。その夜のうちに京都へ帰らなければならない。
20時半頃、「そろそろ、仕舞おうか・・・?」とサコドンに声をかけたが、この夜も不調のサコドンは、「もうチョットやらせてくれ!」という。

「それでは・・・」と小光子も気を取り直し、再開した。
そして、21時ころだったか・・・・・。

勢い良くウキがしもった。
合わせた。
「グア〜ン・・」

昨夜と同じだ。奴は右に行き、そして沖へ向った。
それから急に向きを変え、強力な魚雷のような破壊力と、凄いスピードで左へ走った。
昨夜とは釣り座を入れ替わっている少しは離れたサコドンの前まで走ったのは、一瞬の出来事だった。
昨夜と同じ動きだが、2ランクくらい、強烈で早かったモンスターだった。
勿論、レマーレYでその疾走を止める間もなく、6号ハリスは、鋭利にブチ斬られていた。

恐るべきモンスター・・・。奴はやって来た。

そしてまた、小光子達を翻弄し、去っていった・・・・・。

待ってろよ。

秋風が吹き始める頃、小光子は、また、やってくるからな!

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
小光子さん(*・ェ・*)ノ~☆コンバンワ♪

毎日暑い日が続いてます、益々暑くなるようなファイト素晴しいです、また次回が楽しみです、モンスター退治をお願いします。(^ー^* )フフ♪
クロ菊
2011/07/15 18:36
6号ハリスが切られてしまうとは…(~_~;)
恐るべしモンスターですね!デカイ尾長でしょうか?
っていうか、その6号ハリスでチヌも釣れるんですね!普段 私が細ハリスで釣ってる事が 無意味に思ってなりません!(笑)


kouji
2011/07/16 19:17
クロ菊さん、いつもだったらこの時期、前打ちで暴釣でしょうに、今はそれも忘れてしまったのでは・・・・。
小光子はバカ騒ぎばかりで、一向にモンスターを捕らえられません。
ホントは今月中に、もう一度挑戦したいのですが・・・・?
小光子
2011/07/16 19:32
koujさん、こんばんは!
あのチヌのモンスターには、驚きましたよ!
尾鷲はやはり・・・・。

たぶんですが、昼間は食いませんが、夜は初心者時代のサコドンが10号ハリスのフカセで、51cmのチヌを釣って、興奮のあまり、磯にへたり込んだまま、チヌが海面を切ってブラン、ブランしているのを、小光子が蝶々を採るようにして、タモに収めたことがあります。チヌは不思議な魚ですね。

モンスターは、ハリスを噛み切っていく奴が結構居るんですね。
また、違って、スピードはさほどなく、同じく6号道糸をぶっちぎっていく奴も居ました。
噛み切る奴は尾長か?と思うのですが、違うかも知れません。
しかし、イシダイ用のワイヤーでやると、全く食ってこないのですよ・・・?
小光子
2011/07/16 19:48
ナイトモンスター・・・
黄昏が 茜色を 釣れて
茜色が 青年色と デユェット・・・
鯛色が すき焼き色に・・・

惜しいところが続きますが、
モンスターは 酒を浴びて
南風館に潜んでいるのかも!?
EGA
2011/07/18 11:00
Egaさん、相変わらずバカをやっている小光子です。
「黄昏が 茜色を 釣れて・・・」のセンテンス、なかなかオモシロイでしょ?
そのモンスター、大鼾をかくモンスターのことかな・・・?
小光子
2011/07/18 11:46
小光子氏の釣小屋は、先週襲来した超大型は台風6号(マゴーン)の暴風雨には無事耐えたのでしょうか?
屋根が飛んで行ったてな事は無いでしょうね。
今回のモンスターヒットは残念ですね。
もしも、奴を釣り上げて見たらどれほどの仕掛けが
その口に付いているのでしょうか?
姪御さんの結婚式ではデレデレ顔の親父も、
このヒット&タックルの瞬間はきっといい顔をしていたのでしょうね。
次回、乞うご期待!!です。
毒田カーマ
2011/07/25 17:50
フフフ、「毒田カーマ」がお気に入りのようですね。
釣小屋(南風館)は風速80mでも大丈夫ですよ!

カーマさん、お魚さんは手も指も無いのに、口の中の釣り針をうまく外すんですよ。想像できないでしょ?

だから、何十年も生きる個体があるんだと思います。

モンスターは釣り上げられないからモンスターなんです。
小光子が釣り上げた数々のお魚さんは、既にモンスターではなくなっています。だからこそ、釣りは「ロマン」なんですよね・・・
釣りをしなくても、南紀の陽と風に癒されたくなったら、またね!
小光子
2011/07/25 19:39

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