小光子の心

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zoom RSS 先生のセンセイのSENSEI

<<   作成日時 : 2010/07/14 14:39   >>

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長いプロローグなった。
簡単に言えば「受診競争の激しい大病院の医師と、アニサキス疑念に翻弄された勝手者の小光子が、腹痛の不安を抱えて「モンスター退治」に旅立った」ということだ。

振り返ってみれば、サンデーアングラーだった頃は渡船利用での釣りが殆どだった。
より釣れている場所に行こうするのは誰しも同じである。そうすると、同じ場所に入ると言うことは少なくなる。たとえ同じ渡船を使っても、目的の磯にその日に入れるとは限らない。
釣りは自然が相手だ。魚に針を仕込んだ餌を食わせる条件を探すとなると、その要素は多くて複雑に絡んでいる。
その上、このように場所が変わるということによって、そのアイテム数は2乗倍で多くなるようにも思う。

一方、同じ場所での釣りでは、考えるアイテムがかなり少なくなる。
ある一つの答えにたどり着くにも、釣行回数を重ね、実証を繰り返すことによって、問題点が消去されるからだ。
従い、初心者が同じ場所に通うことは、釣果を出すのには早道なのかも知れない。あるレベルまでは・・・・・・、だが。

小光子は、短い期間だが、かなり長い時間的猶予を授かったことがあった。
その時、カミサンが貝拾いしている間の時間潰しに、たまたま入った地磯が気に入った。
浅くて誰も釣りをしないような場所だが、足場が良くて、楽に釣りができる。そして魚種が多く楽しい。
また、お手軽に行けるので年嵩のある小光子にはちょうど良く、それから、足繁く通うようになったのである。

ある時、他の釣りは色々やって来たようだが、磯釣りは初めてのさこドンを引き連れて白浜へ行った。
初日は違う場所だったが、小光子の竿を貸し、仕掛けを作ってやり、ポイントを指示して、撒餌をし、仕掛けを入れさせた。なんと、あっという間に41cmのグレを釣り上げてしまったのである。
そして、狂わせてしまった・・・・・・。
家族の人達に罪の意識を感じる・・・。

数年前、家族連れで南風館に招いた時、琵琶湖で鯉釣りに没頭しているという校長先生も、小光子のホームで、磯釣りデビューした。最初は独自性が強すぎて、ナカナカ釣れなかったが、最近はある一つのパターンをつかんだのか、結果が出てきた。
なぜなら近頃は、磯釣りの先輩のさこドンの講義をさりげなく聞き流しながらも、密かに強い興味を持ち、唯我独尊の理論を打ち立てているからかもしれない。

つまり、先生(校長先生)のセンセイ(さこドン)のSENSEI(小光子)というところなのである。
まあ、いづれにしても、思い込みばかりの怪しい釣り人達は、誰しもセンセイに成り得るのであるが・・・。

ホームは磯釣りの修練場のようなものだ。

さて、7月9日(金)は雨。

阪和自動車道も広川の山中にさし掛かると、いよいよ雨は激しくなり、山々は故宮博物館にあるような白黒の水墨画と化している。「ここは山中だから激しいが、海に出れば大丈夫!」などと、また、勝手極まりない希望的観測論を発言して、アニサキスを忘れた単純バカな小光子は先を急ぐのであった・・。

餌を買い、食料を買って、南風館に到着した。
もう既に高木と言っていいくらい大きく育ったヤマモモの木、備長炭の原料となるウバメガシ、そして毎年、楚々とした花を咲かせてくれる山桜、等々が、あたかもソプラノで大合唱しているように大きく揺れている。
それに、南方系のスコールのようなシャワーが樹木を元気づける。

しかも、梅雨前線は太平洋沖に横たわり、南方向の風が舞っている。
このパターン下では、このあたりの磯には、間隔を置いて大きなウネリがやってきて、海が荒れるのだ。
しかも、この激しい雨では釣りにならない。

「ああ、やっぱりダメか〜」などと、無責任な嘆きを発する小光子・・・・。
「校長先生、仕方ないですな。明日にしましょうか・・・・」

しかし、天は私達に、かすかな微笑をなげかけた。
15時半を過ぎてから、突然雨が止み、風も止んだ。
俄然2人は元気を取り戻し、いそいそと出かけたのであった。

画像


しかし、予想通り海はかなり厳しい。
大きなうねりを伴う波が、磯全体を超えてくるようなことがないか、しばらく浜で観察していた。
とてもじゃないけど、いつもの場所には入れない。それどころか、どのポイントも入れるところなど無い。

仕方ない。「裏技だ」。
根がゴロゴロで、極めて浅くてすっぽんぽん。いつもなら魚などまったく見えない場所だが、なんとか波の影になる範囲が一つある。
「校長先生、ここでやりましょう!こんな時には実績があるんです」と言って、狭い場所に2人並んで入った。
校長先生は右に入るのが好きだ。しかし、そこもチヌが釣れる場所だ。
小光子は左に入り、グレを狙う。
しかし、やはり、時間を置いて大きなうねりが入ってきて、仕掛けは大きく流され、四苦八苦だ。
校長先生のポイントにはそのウネリの影響は比較的少なく、何とか仕掛けが入っている。

そうこうしている間に、例の「キタッ-」の声が発せられた。
猛然と竿を立てる校長先生。
彼はなぜか昼間から、重たいが強い3号竿を使っているので、簡単だ。タモを用意する間もなくコロダイが空を舞った。

よかった。よかった。この天候。この場所。上出来だ。

一方小光子は苦戦している。どうにも、仕掛けがまともになじむ潮は見つからない。
大きな波が入り込んでくるたびに、仕掛けが無造作に波にさらわれてゆく。

「もうだめだ。まともな潮流の中を釣ることは諦めよう」
小光子は夜用のナイトモンスターに板オモリを重い目に貼り付けて、10m程の左向かいの岩影に仕掛けを沈めた。うねりは、岩で止められ、何とかなるのだ。

「ウ〜ム〜、ここで沈めてやれば、なんとか・・・・・?」

撒餌を打ち始めて、1時間ほど経過したか?竿先に反応がある。
「コツ・コツッ・・」と乾いたアタリ。あわせた。「ヨシ、乗った」と思った矢先、「ポン」と軽くなった。針外れだ。

「ウ〜ム〜、チヌだな。今のは・・・・?」

へたくそ小光子、しかし、俄然スイッチON、やる気が出てきた。
さらに撒餌をうち、0.8mmの穂先に神経を集中する。30分ほど経過したか、仕掛けの収まりは良い。
「ググッ、グッ」・・・。そして、少し仕掛けを送った。「グッー・・バシュッ」とあわせた。

ヨーッシ乗った。

荒れた波間を割ってあがってきたヤツを、右でタモを持って待ち受けていた校長先生が掬ってくれたのである。
日はまだまだ明るかった。良く太った形の良い口太グレ41cmだった。
校長先生は満面の笑みで喜んでくれた。たぶんまだ昼間のように明るかったので、18時ころであったろう。

画像


それから、日が暮れて、いつものように太ハリスに変更し、モンスターを待ったのである。

しかし、二人には餌取り以外に何の反応もなく、時間は経過し、モンスターへの期待は翌日へ持ち越されたのである。

モンスターには出会えなかったが、釣りをできた喜びがあるのか、残念な思いはない。

不思議なことに気がついた。
小光子には、強い空腹感がある。しかし、腹痛後6日目にして始めて、まったく痛みを覚えないのである・・・・? 
偶然なのかも知れないが、なんとも勝手な腹なのだ。

しかし、いづれこの15日には、検査の末、原因は判明する筈、楽しみな事だ。
 
                                                 翌日へと続く





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
小光子さん(*・ェ・*)ノ~☆オバンデス♪

胃の痛みが落ち着いて良かったですね。
次号が楽しみです。

エイエイ>┗|´Д`*||*´Д`|┛<オー!!
クロ菊
2010/07/14 17:40
アニサキスを連れての釣行、お疲れ様でした!(笑)
ここでサバが釣れてれば、なお面白いストーリーになってたと思いますが…そこまでいくと出来過ぎになってしまいますね!(笑)
それにしても厳しいコンディションの中で良型ゲットおめでとうございます。翌日の釣果も気になりますが、検査の結果も気になります。何もなければ良いのですが…

kouji
2010/07/14 23:19
釣りの本を開くと 真っ先に
磯釣りは危険、嵐の海には絶対近寄らないで!。
写真を見ても 怖いですなあ。
話も 怖くなりそうなので 近寄れませんが、
今日の検査結果が楽しみ???で ゴメンです。
EGA
2010/07/15 11:47
クロ菊さん、胃は問題なくなりました。
昨日、結果がでましたので、先にそれをブログアップします。モンスター対決はその次です。
小光子
2010/07/16 13:15
Koujiさん、そのとおりですね。
最後にサバが釣れたら、ウソのように「決まり」なのですが、面白すぎです
小光子
2010/07/16 13:18
Egaさん、「怖いもの観たさ!」のようなものですね。
次回に不思議な世界に導きます・・・
小光子
2010/07/16 13:19

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