暇な小光子

今日で術後、丁度1ケ月だ。
手首は正常な状態とは程遠く、テニスも釣りもできないリハビリの日々である。
足腰の脆弱化を防ぐために、できるだけ小光子は、1時間強の散歩に出かける。勿論、かなり速足の散歩だが、何故かコースは決まっていて、風景が小光子の焦りを沈めてくれる。

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陽だまりの水面で 伴侶を見つけた美しい雄鴨達は、これから何処へ飛びたってゆくのだろうか・・・。

鉄道駅のある古い市街地から西方へ、古墳群のある竹林の丘陵を通り抜けると、広葉樹に埋もれた街に出る。
この辺りは昭和後期から開発された近代住宅地であるが、予定されていた鉄道施設の挫折、商業施設の撤退などあって、当初の市の目論見とは違ったであろうかたちで現在に至ったと思われる。勿論、丘陵も多くの古墳の存在によって、住宅や道路としての開発から逃れた。小光子からいえば、この竹林は新旧の住宅街の間のオアシスだ。
当初の目論見を達しえなかった街の中心部の百貨店や集合住宅の間に、小川が流れている。以前はあまり美しいとは言えない川であったが、川は、時の流れとともに、人間では作り得ない自然をつくってくれる。
必要以上に開発されなくて良かったと思っている身勝手な小光子であるが故か、小光子はいつも、竹林とこの川沿いの散歩道に足をすすめてしまうのである。

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                                              2018年2月24日

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