小光子の心

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zoom RSS 小光子の青森旅行A

<<   作成日時 : 2014/07/14 19:29   >>

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7月9日(水)
 我々の旅行の場合、朝は比較的早く起きるが、なかなか出発しないのが常である。カミサンがグズグズするのが好きだからだ。
勿論、それを織り込み済みの旅程であるが、この日も、爽やかな朝風の中で温泉に浸かり、団体客が全て出発してしまってから、古くて広くて、閑散としたロビーを出たのは10時であった。

ここから本州最北端の下北半島大間崎まではもう遠くはない。
小さな港がいくつも続き、夥しい数の漁船が停泊している。
漁業を中心として栄えた町であろう。思ったよりも多くの民家があり、多くの人が様々な仕事に携わっているようだ。十分に町の態を成している。
しばらく民家の多い地域を通り抜けると、眼前に海がひらけた。

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海にはガスがかかり、曇り空。
小光子は車を止めて本州最北端の海岸を歩き、海の色を覗き込んだり、ガスの為、見えるはずがない北海道を彼方に探したりする。
カミサンは興味が無いらしく、「寒いから」と言って、車中から出てこない。

小光子だけ海をゆっくり見た後、土産物店や、飲食をさせる小さな出店が並んでいるところがあったので、これも旅の風情。見物するために、外へ誘った。

奥へ進むと、大間の「三大珍味」といって、マグロの心臓・胃・ノドを焼いて食べさせる店があった。
昼食には少し早く、ユックリ食べた朝食が胃袋に残っているようだったが、小光子の場合、やはり、食べておきたい。カミサンは、おっかなびっくりだが、いつも先に小光子に先にやらせるという卑怯者だから、この場合は面白がってついてくる。
小光子は珍味を焼いてもらっている間に、小さな店内を物色してウニを見つけた。
ウニは、釣りでよくイシダイに食べさせるが、自分ではあまり食べない。
しかし、ここのウニは美味しそうなので、頂くことにした。
トゲを短く散髪して、上手に芯を抜き、殻の内壁に人間が食べる部分だけが放射状に残してある。これを小さなスプーンですくって食べるのだ。

「これは、ウマイ!」

想像を超える甘味と旨みがあるウニであった。勿論、三大珍味の串焼きも、コリコリとした食感があり、お酒が欲しくなった小光子であった。

若い店主に聞いてみた。
この辺りは沢山の港があり、波止も多くある。海を覗いてみると魚種は解らないが魚もみえる。
しかし、釣りをしている人は一人も見かけない。

「どうしてかな?釣れないのかな?」と・・・。

「この辺の人は皆漁師だから魚は獲っても、釣りはしません。大体釣具屋もありません。きっと、釣れば釣れるでしょうけどね。私は横浜に居て、最近大間に帰って来ました」。
きっとこの若者の人生に、最近、何かがあったのであろう。この地で癒されれば良いのに・・・・、と思った小光子であった。

店を出て、またまた、そぞろ歩き。土産物屋さんをひやかして、大間のマグロを食べさせる店の前に来た。
もう食べたくないのだが、しかし食べておきたい、難儀な小光子。

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兎に角、店内に入ってみると、中には結構客が居る。
この店は築地で1億5000万円の高値をつけた漁師さんの店らしい。
メニュウーはみんなボリュームのあるものばかりだったが、「マグロの刺身セットだけ1人前を2人で食べたいのだが・・」との交渉が成立して、頂くことにした。

さほど新鮮なものではなかったが、大トロ・中トロ・赤身も、勿論冷凍ではなく、「流石に大間!」と言わせる、美味しいマグロであった。

津軽海峡の景色を眺めながら下北半島を反時計回りに南下し、脇野沢で陸奥湾フェリーに乗り、津軽半島へ渡る予定であった。

途中の「願掛け岩」。
古くから二つの岩に願を掛けるという風習があり、縁結びの後利益があるという景勝地だそうだ。
これ、男女が寄り添っているように見えるかな・・・・・?
小光子には、もう無関係なことなので、「あっ、そうなの!」という感がする。

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途中、「仏ケ浦」を展望台で見た。

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なんと幻想的で、神秘的な景色だろうか・・・!
やはり我々は、もう仏様に近くなったのか、「願掛け岩」よりも「仏ケ浦」に感動してしまった・・・!

神の技に敬服する小光子だ。

道はクネクネと蛇行し急な坂ばかりである。
この浦を船で観光することもできるのであるが、海まで往復する時間が読めず、観光船は回避する予定であった。しかし、余りの美しさに、兎に角時間の許す限り、可能性を求めて港までは行ってみることにした。

港に居た観光船のおばさんに、フェリーの時間を告げ、「上陸しないですぐに帰る観光」と言うことで、海に出ている小さな船を呼んでくれた。
なんでも話し合いが必要だ。

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外の景色と同じく、海底も深場。浅場の起伏が大きく、艶やかで透明度の高い下北半島西側の海。
「時間が可能な限り」と言って、少しの間の上陸も進めてくれた親切な案内人だった。

小さなウニが、沢山海底に付いていた。

出船30分前にピタリと港について、乗船したころ、いよいよ雨がやってきた。
台風が進行し、前線が東北にかかり始めているとのことだ。

この日は津軽半島の最先端竜飛崎で宿泊するのがベストと考えていたが、早くから竜飛崎のホテルは満室で予約ができなかった。近辺は他に大した宿泊施設はなく、仕方なく、かなり手前の小さな旅館に泊まることにしていた。フェリーを降りて、約1時間の平舘国定公園の中の宿に5時半に到着予定。

しかし、今夜から翌々日午前中までは、これまでにあまりない豪雨の予報。
本来の予定は翌日津軽半島最先端の竜飛崎をやはり反時計回りに回り、金木の斜陽館、三内丸山遺跡を観光して、夕方に奥入瀬に入り、翌々日に奥入瀬渓流を観光して帰る予定であったが、翌々日の昼まで雨が降り続いたら、渓流がどこかで溢れて観光どころではなくなる可能性もある。
それなら、この日中に竜飛崎を観光して、翌日は宿から一路南下。雨の中でも、先に十和田湖・奥入瀬渓流を観光し、翌々日に金木の斜陽館、三内丸山遺跡を観光する順序に急遽変更した。
従い、また、平舘から竜飛崎までを往復することになった。行ったり来たりの2回目である。

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ガスに煙った竜飛崎にはひどく寂れた漁港があった・・・・。

またもや予定を1時間遅れて小さな旅館に到着した。
夕食時、食堂で、私達以外に一組の夫婦が食事をしていた。弘前から来たという。
お国自慢でリンゴの美味しさを熱く語ってくれたので、美味しい時に送ってくれるように、名刺を渡してお願いしたが、さて本当に送ってくるか、楽しみなことである。誠に無遠慮な小光子だ・・・・。

食事は味付けも良く。適切なバランスで美味しかった。
風呂も質素であるが、いい泉質で、清潔で気持ちが良い。
夕食が終わって部屋に戻ったら、勿論、布団が敷いてあった・・・。前日のホテルとは違ったのである(笑)

決して心地よさと価格は比例しないのであるが、全く情報を持たないレベルでは、確率という意味で、支払うべく金額で安心感を得るという私達人間が存在することは確かである。一抹の愚かさを感じるところだ。
                          小光子の青森旅行Bに続く

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