小光子の心

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zoom RSS 実験釣行経過記録

<<   作成日時 : 2013/09/13 10:32   >>

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残暑が厳しいと言えど、太陽が海に落ちると、この時期南紀では、長袖で、気持ちの良い夜釣りができる。
釣果はイマイチの季節ではあるが、モンスターの出現を狙って、小光子の実験釣行は続く。

フロロ8号ハリスで、力勝負しても、モンスターは噛み切ってしまう。
フロロ4号ハリスで、怒らせないようにいなして、一気に糸を出してマラソンさせ、弱らせて採ることも、何度か試みたが、60オーバーのイズスミを何回か採った以外は、全てハリスを噛み切られている。

このままでは、たとえモンスターでも、そしてそれがたまたま釣れたとしても、病んでいたり、弱っている個体しか小光子には釣れないであろう。それは小光子にとって、希望するモンスターとの勝負ではない。

となれば、「やはり力勝負に戻ろう・・!」ということで、特別な実験釣行が行われている。

当面の実験課題は「フカセでイシダイ用ワイヤーハリスを使って、夜釣りをする。」

釣り人の一般概念では、「そんなもんで、食う筈はない!」ということであろう・・・・。
勿論、小光子もその懸念は持っている。
しかし、それを時間をかけて試してみた人はいるのだろうか・・・・・。

何事も「前例、つまり確たる実績が無い」ことをするには「勇気と忍耐」が必要なことは、痛いほどわかっている。
つまり、釣り人にとって、釣りの貴重なその時間を「何も釣れないことをやっているのでは・・・?」という不安を押し殺して、釣り続けるのは、モンスターに焦がれた「変釣人」しかできないのかも知れない。
目前の「釣欲」を捨てて臨む、ということに他ならないからだ。

それに、まだまだ釣欲を捨てきれないサコドンが、隣でフロロで釣る場合、「フロロとワイヤー」での、その日の「食い」の状態が比較できるわけだ。実験としてはこの上無い。

ということで、太陽が落ちてからの小光子タックルは
レマーレY、サンライン磯スペシャル遠投6号道糸、42番イシダイ用ワイヤー、がまかつ管付伊勢尼11号

一方サコドンはがまかつマスターモデル尾長、6号道糸、6号フロロハリス。

画像


@8月6日 コロダイ35、口太グレ41 各1匹 (サコドン:コロダイ45、40各1匹、その他小物)
この日の実験結果は、場所の違いかも知れないが、ワイヤーでの釣りは明らかに、フロロよりも退屈であった。
しかし、21時頃、40オーバーの口太グレがワイヤハリスで釣れたのは意外であった。


A8月7日 釣果なし(サコドン:なし)
フロロにも釣果は無かったが、バラシ1発はあったようだ。それに、アタリらしいものもあったようだが、ワイヤーの方はなんの変化も無く、退屈な夜を過ごした。小光子であった。


B9月10日 イタチウオ  (サコドン:1発バラシ)
月が変わってこの日はマッチャンがやってきた。地元の釣り師で昼間の釣りが多いということ。
軽い繊細な釣りが得意なようだ。

サコドンは1発だけ、そこそこの個体を掛けたようだが、針外れでバラしたようだ。
小光子は、やはりなんのアタリもない退屈な釣りになり、22時を過ぎた頃、イタチウオをぶりあげたところで観念した。
一方、初めてここへやってきた細ハリスのマッチャンにも、モンスターは現れなかった。


C9月11日 
時期的なものか、潮が良くないのか、今回はどうも芳しくない。
小光子「変釣人」は除外して、サコドンにも記述するに足りる魚はかかってこない。
小光子も、実験釣行4回目。釣欲を殺してやってきた釣りも、「やはり、これが結果か・・・・」と思いかけていた。
何事も起こらず20時が過ぎ、上限の月が密やかに海面を照らしていた・・・。

実験釣行4回目の、しかもその終盤を迎えて、初めて青白い光が勢いよくしもった。
「バシッツ・・・・・・!」
「グワ〜〜ン」と、強くて、確かな手ごたえだ。
これは、モンスターだ。そして、ハリスはワイヤー、噛み切られることはない。
小光子はレマーレーの竿尻を下腹に当てて、右手で竿の前方を掴み、渾身の力で竿を立てた。
奴は、強い抵抗をするも、暫くすると海面まで浮いてきた。
ギー〜ン、ギー〜ンっと、糸が鳴る。

「ヨーッシ行けるぞ!、モンスターや・・・」

サコドンは竿を置いて、やり取りのしやすい左横の場所を空けてくれて、観戦者になっている。

モンスターは浮いてきて、海面に粘度のある波紋を作っている。
「これは採れる!」とサコドンに何か話しかける余裕を見せた時、奴は、またもや、すごいスピードと力で、左沖へ突っ込み始めた。
小光子は、あまりの力に、「これではワイヤーは切れないとしても、6号道糸はブレイクするかも・・・?」と、思い始めた。
凄い力に「アアッ、ダメだ!」と、ズルズルと糸を出して、凌いだ・・・。
まるで奴は、浮いてきて一休みして、本気で逃げ出したようであった。

サコドンが「俺、下へ降りて掬ってもいいか?」と聞いてきて、タモを持って、低い磯に降りた。

少し糸を出したつもりだが、奴は、早くて、強い。思ったよりも糸は出ていたが、開放したわけでは無いので、奴は体力を使っている筈である。小光子はさらに竿を右に倒して、力一杯に絞った。
そして、また少しおとなしくなったモンスターは、青白い月光が流れる海面に飛沫を上げるまで浮いてきた。

「ゴボッツ、ボコボコ、バシャッ・・・」

なんと・・・・、魚体は定かに見えないが、とてつもなくデカイ!
50、60cmの魚の暴れる海面の音とは、あきらかに違う。海面の盛り上がりは1mを超えている魚体を窺わせる。

黒い姿を見た小光子は流石に奮い立った。「ヨーッシ、採るぞ!」と、一呼吸置いていたのであろうか。

その時・・・。
なんとタフな奴だ!
奴はさらに三度目の総攻撃に出てきたようだ。またも強い力で左沖に反転し、すごいスピードで海底へ突っ込む。

「駄目だ。これ以上糸を出したら、道糸を根に擦られる。」

小光子は、やむなく賭けに出た。
またもや強引に、竿を真横右へ、強く引っ張った時、「フワッ」と軽くなったのであった。

サコドン「ナニイ・・・・!」とまさに信じられない様子。
小光子は放心・放心・・・・・・。

仕掛けを回収するとサル管の道糸側で切れている。根に擦ったザラザラは無いことをみると、強い力が何度もかかり、結び目の疲労で道糸が切れたことは明らかだ。
モンスターはしばらくは、1ヒロ余りのワイヤーを口につけたまま、泳ぐことになるのであろう・・・・。

3度目の突っ込みは、まさに本気を出した突っ込みであったのであろうか。
それまでの2度はいつもはハリスを喰いちぎって逃げられていたので、モンスターもまだ余裕を持っていたのだろうか?
モンスターは、強く、早く、タフであるからこそ、モンスターであることを再認識さされた小光子であった。

しかして、小光子の辛坊の実験釣行は4回目の終盤にして、貴重な結果を出した。
確かに、警戒心の強い40〜60m中型魚のアタリは、少ないかも知れない。
しかし、不敵なモンスターは、ワイヤーハリスでも食いつく・・・。


今までは勿論、このレベルまで、奴と戦えてなかったので、魚体の大きさはわからずに喰いちぎられているだけだったのかも知れないが、今回のモンンスターは小光子が今までの釣りで、針に掛けた最大魚であったことは、間違いない。

そして、小光子は翌日、フロストンのコポリマー強力ライン8号道糸を買ってきて、道糸を巻き替えた。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
何の警戒心もない無敵のモンスターはワイヤーハリスを食うだろう。しかし、60cm〜 70cmは取れることが証明されたから、食いが渋いのか・・・。1mを超える鮫のような大きさだった。丸太で海面を叩くようなすごい音だった。
輪島さこドン
2013/09/15 13:37
まさか…1mを超えるサメではないでしょうね?
じつは…先日、東二見人口島にて田辺師匠が1mを超えるサメを釣りあげました。活きアジを付けたのませ釣りの仕掛けに喰ってきたようです!凄まじいファイトだったようです!
南紀のモンスターはいったい何者なんでしょうか?正体が知られる日も近い気がしますね!






kouji
2013/09/16 07:21
さこドンさん、どうかな?
フローテイングワイヤーフカセ釣法でやってみる気になったかな?
しかし、忍耐がいるようよ・・・・・
小光子
2013/09/16 14:06
koujiさん、田辺師匠はどんなタックルだったのでしょうかね!
小光子は石鯛竿でのズボ釣り、20号道糸、ワイヤーハリスで1m超の鮫を釣り上げたことがありますが(クエ子狙い)、その時は磯にあげてからの方が怖かったような気がします。
小光子
2013/09/16 14:09
真っ暗な夜の海。
バシッツ・・・・・・!
グワ〜〜ン
ギー〜ン、ギー〜ン
ゴボッツ、ボコボコ、バシャッ・・・

それは、音を想像するだけでも迫力満点!
いつか腕を食いちぎられないように、気を付けて!!

何年にもにわたるモンスターとの戦い。
転機がやってきたのね。
これからも楽しみにしています。
彩風
2013/09/19 23:17
彩風さん。本当に残念だったよ!
やはり、「釣りはロマン」だね。
だんだんと足元が危うくなって、荒磯には行けなくなるけど、あそこなら、もう少し楽しめそうですよ。
彩風さんんも、もう少し子供が大きくなったら連れていってあげるから、楽しみにしておいて・・・・・
小光子
2013/09/26 16:51

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