小光子の心

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zoom RSS 海上釣り堀の洗礼

<<   作成日時 : 2013/09/05 23:05   >>

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 アカデミー賞12回の、あの名優ジャックニコルソン(76才)が引退したらしい。
引退しなければならなかった原因は、「記憶障害」ということだ。
健常な人からすれば、「可哀想」、「悲しい」とか、「残念」などの感情があるのかもしれない。
だから国際的なゴシップになるのであろう。
しかし、、本人にとってはどうだろうか・・・?
人間の生命には限界がある。名優といえども、仕事はいつかはやめなければならない。
とすると、76才は決して早いとは言えない。
本人はそう考えて、恨みも、悩みも、そして過去の栄光も、少しずつ忘れてゆき、生きているその瞬間だけを、純粋に楽しむ生活を送ることができれば、それは最高の一生ではなかろうか・・・。

2013年9月4日
小光子は先般、磯釣りにデビューしたシロさんに誘われて、「海上釣り堀」なるものに行ってきた。
勿論、小光子にとっては初めての事である。

自然のフィールドで海の釣りをしている釣り師達にとって、「釣り堀・・・?」、っていう感は否めないと思うのだが、何事も実際に自分がやってみないで、「嫌い」なんて言うことは小光子はキライである。
誘ってくれるのであれば、「教えてくれる。楽しみ方を参観することができる」と、即、参加表明したのである。

「行くからには・・」と、道具等、堀の大きさなどを聞いて、4m位の釣り堀用の竿が適切か、そして、それは波止釣りのカミサン用には適切な長さだと思い、2万数千円で購入してきた。

養殖魚ということで、悪食と聞き、前日は色々なエサを用意した。
釣り堀なのでライフジャケットは不要かと思ったが、まあ、海だからと思い、最低限の小物道具をジャケットに詰め込み、準備万端。
後は前夜に衣服、そして貴重品を用意していた時であった。
小光子は釣りに出るときは、現金・免許証、必要に応じて保険証は小型財布に入れて行く。
しかし、それがどこにも見当たらないのだ。カミサンも巻き込んで探しに探したのであるが、やはり所在不明。
何時からその財布を見ていないのかを、考えてみた・・・・

8月29日、鮎師匠と安曇川にアユ釣りに行き、監視員が入川許可証を調べに来た時に、財布から券を出して見せたことを、明確に覚えていた。それ以来、5日間も確認していないのである。

しまった・・・ 河原で着替えをした時に忘れたか!

しかし、少なくとも翌早朝は滋賀県のさこドン宅までは、行かねばならない。
そして、何よりも健康保険証と免許証をセットで紛失し、なんの音沙汰もないのは、イヤな予感だ。かなり気にかかる。
夜中2時半の起床なのに、なかなか眠れないので、薬を飲んで2時間程眠ったか、気が付いたのは2時50分だった。
ボーとした頭で、「えーっと、忘れ物が無い様に・・・」、エサ、竿、弁当、着替え・・・・ガサガサガサ・・・。
欲張りにも大きなクーラーに冷凍庫から沢山氷パックを移して、急いで京都を出発した。
支障なくさこドン宅に到着し、事情を説明して、安全な運転手を調達した小光子であった。

三方五湖は多分50年ぶり位であるが、道路も大変良くなり、余裕をもって到着した。
後は、皆さんにご挨拶をし、開始を待つばかり。
いよいよ、会費を払ってさあ出陣、と車のトランクを開けた時に、

「あっ・・・・!」

バカな・・・。小物道具を入れたライフジャケットが無い・・・・。
竿、弁当、着替え、特殊なエサはあるが、ハマグリやアサリ、そしてメインの餌も忘れている。

「免許証・保険証」は気になるし、竿はあるけど、すべての小道具を忘れた小光子のテンションは、この時に最低レベルになったのであった。何よりも意気消沈したのは幾重にも忘れ物をした自分の不甲斐なさにであった。

しかし、その辺は友が居る。さこドンに針、ハリス、その他、最低限の道具を借りて、初めてのイケスに上がった二人であった。

このグループでは、皆が用意できたことを確認して、「ヨーイ、ドン」と仕掛けを入れるのである。
なぜ、そこまでするのか、後から解ったことだが、釣り堀は早朝一番、仕掛けを入れた一時期が、最も魚の食いが立つのだそうだ。
すぐさま、皆に魚信があり、マダイ、イサキ、ハマチ、が釣れ、さこドンにも小光子にも真鯛が釣れた。
「な〜んだ。楽勝じゃんか・・・・」と、余裕を見せていた小光子

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しかし、最終結果は日焼けしたオレンジ黒い35m位の真鯛が1匹釣れただけで、最後には豪雨に合い、まさに厳しい洗礼をうけた小光子の初陣となったのであった

同じく初陣さこドン。磯用の5.3mの竿に、かなり重い沈め釣りの仕掛けで釣ったのであるが、マダイ5匹にハマチ1匹の釣果で、磯釣り師の面目を保ったのであった・・・。(堀の真ん中の最深部に沈めていた)
小光子はこれからさこドンを「お堀師匠」と呼ばなければならない!

画像


グループ全体結果は
「16名でマダイ:46、ハマチ:9、イサキ:9」合計64匹。ボウズなし。
1匹は4名。
つまり小光子は最低順位ということであったのだ。

何とも情けないことだが、結果を見て考察すると。

@高水温下、ほとんど潮が動かない海水池での釣り。すこしでも溶存酸素が多い、温度の低い深場に魚は集まっていた。(スカリに入れられた魚は1時間も持たずにダウンしたから)
A網の深さは沖側端が13?m、地側端は9〜10m、中央は14〜5mか・・・・・。

画像
(正面が沖側、向かって左方が良く釣れた)

日本海での釣り堀の釣り、初回の学習で得たことは、結局。
@朝1は出来るだけ早く仕掛けを入れて、掛けまくれ。
A謙虚に、そして、厚かましくも、釣れている方向に移動して、釣れ。
B変化のほとんどない堀の釣りでは、自然ではなく人為的なプラス要素を探れ。
と言うことだろうか・・・・・?しかし、この日、意気消沈の小光子には、少なくともAの社交性は欠いていた。

磯とはかなり違った要素で、釣りが行われたのたのだった・・・・。
あれも、やはり釣りには違いない。

そんな洗礼を受けた小光子は、帰り道でやらねばならない気がかりがなことがあった。
これは偶然なのであるが、帰り道に、アユ釣りに行った安曇川朽木を通るのだ。
この豪雨、川に近寄れるかどうか解らないし、時間が経過している故、発見の可能性は極めて低いのであるが、着替えた河原の場所で財布を探すことを、失敗をした者の義務として、自らに科していたからだ。

車の底が擦りそうな泥濘の地道を進み、豪雨の中で濡れ鼠になって河原を探してみた。
そして、あろうはずがないと、解っていた小光子の体は失望が重なって、晩夏と言うのに冷え切った。

余りの寒さに、さこドンのホームの近くに到着してから、あったかいラーメンを食して、京都に帰っきた。

もうこれで、やることはすべてやった。あとは、警察に紛失届を出して、翌朝、免許の再発行に行き、無くなったものが悪用されないことを「運を天に任す」しかない。疲れていたが警察に行く準備をして、その前にさらにもう一度、アユ釣りのバッグを確かめた小光子であった。

既にそのバッグは、中のものが全部、小光子の作業台に出されて放置されている。2度も確認したからだ。
ある筈もないのであるが、空のバッグを振り、そして手の平で丁寧に抑えてみた。
するとその時、手に何等かの微かな内包物を感じるではないか・・・。
小光子は沢山あるサイドポケットの、チャックが開いていない一か所を見つけて、開けてみると、忘れた持ち主をあざ笑うかのように、それは姿を現したのであった・・・

正に、幾重にも小光子の忘却が重なった誠に疲れた喜劇であったが、魚が釣れなかったこと、さこドンに往復の運転をさせたこと等少し迷惑をかけたことで、目出度く大火をしのいだ小光子であった・・・・。

「ジャックニコルソンさ〜ん、ばんざ〜い!」・・・・・

お金も、時間も、そして労力も、なんとも無駄使いの多い小光子である。

                                                        健忘症症候群の小光子


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
釣り堀でも「海釣り」に違いないが、醍醐味と釣りロマンは希薄だね。それでも小光子から伝授された磯釣りの仕掛けを色々と応用して釣ったのが、今回の釣り堀でした。
輪島さこドン
2013/09/07 10:02
鮒の釣り堀には中学生の頃、叔父と足繁く通ったが、やはり高校の頃の野ベラ釣りの方が格段に面白かった。
人為的な判断要素が少なく、また、想定外のもの、つまりロマンがあったからかも知れないね。
小光子
2013/09/07 18:02
どうも忘れ物の多い血筋なようで。
私も両手に荷物、子供三人つれてよく車の前で愕然とします。
また、車のキー忘れた・・・。

ある時は、自分も含め三人の子供が素っ裸の状態で風呂場にゆき、
あ、風呂のお湯ため忘れた・・・。

またあるときは、
さあ、頂きますをしようかというところで、
あ、ごはん炊き忘れた・・・。

乗車前の忘れ物を取理に帰るときは、面倒になって靴を履いたまま家の中に上がりこむことも。

研究員をやって、処方を組んでいた時のこと。
絶対忘れないように、計りこんだ原料に必ずチェックを入れていた。なんどもチェックを忘れ、もう二度と作れない処方を何度となく作ったからだ。
あの時の経験を忘れてはいけない。忘れ物防止にはチェックあるのみ。
マダマダ歳のせいにしてはだめよ。
彩風
2013/09/10 12:08
「面倒になって靴を履いたまま・・」とは、ヒドイね。
小光子は靴をはいたまま、ホフク前進だけど・・・。
しかし、日常は意外と複雑なんだよな!チェック用紙が一杯必要だよ。そしてきっと、そのチェック用紙も忘れる。
確かに歳のせいにはできないね。まだまだ若い時に、スーパーにカミサンを忘れて家に帰ってしまった実績を持つ小光子だからね!
小光子
2013/09/13 12:54

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