小光子の心

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zoom RSS 小光子の道東旅行・・・後編

<<   作成日時 : 2013/07/23 15:43   >>

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翌17日、屈斜路湖、そして、やはり見えない時が多いらしい「霧の摩周湖」をながめて、ウトロへ進んだ。

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        オシンコシンの滝

ここの珍味紫色をした「ブドウエビ」。1尾900円と何とも高価なエビであるが、エビ臭くなく確かに甘くて旨い。
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知床でのクルージングはテレビなどでよく見ることがあるが、実際に見る緑に包まれた知床半島の雄大さは圧巻だ。

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       カムワッカの滝

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     硫黄山 知円別岳 オッカバケ岳  サシルイ岳  三つ峰  羅臼岳らしい

そして知床連山のすそ野に、静かに知床五湖が清水を溜めている。
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ウトロの海の見える大きなホテルに泊まった。
これまでの経験から、バイキングというと、大抵、食材の質が落ちる。料理もその方法が限定される。
故に、夕食までが、バイキングなので、ちょっとした不安があったが、食材・料理の種類の多さ・味ともに、良い内容だ。胃袋が一つしか無いのが、残念な小光子であった。

翌18日の朝、標高1600m余りの羅臼岳の峠を越えて野付半島経由、納沙布岬へ・・・・。

羅臼では、なんとか国後島を望みたい・・・・。

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国後島は、想像していたよりもはるかに大きかった・・・。
小光子は、「しれ〜とこ〜のみさきに〜、はまなす〜のさくころ・・・」と、上機嫌でいい加減な唄を歌いながら、クネクネの道を軽快に下った。

ウトロ側に比べて羅臼側は、観光地というよりも、港に漁の日常が感じられるところだった。
道の駅で「イバラガニ」というカニを初めて観たが、ホテルの朝のバイキングも旨かったので、食す気にならない程の満腹状態。悔しい限りの小光子であった。
イバラガニは花咲ガニに形態は似ているが、色は橙色で、高価である。

そこから、長閑でまっすぐな海岸線を、延々と走って野付半島へ・・・。
長さ28kmもある釣り針のような形をした日本最大の砂嘴(さし)だそうだ。
納沙布へ行って、この日に歯舞群島を見たかったので、パスすることも念頭にあったが、順調に旅は進行しているので、時間の許す限り走ることにした。

行く道、濃霧が来たり、また、晴れたりで、国後島が見え隠れする北側、そして、「ナナワラ」や、「打瀬船」がシマエビ漁をする長閑な南側を観て、止まって景色を見ては、また走る、を繰り返した小光子であった。

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車を降りる毎に、ハマナスの香りが小光子達の嗅覚を楽しませてくれたのである。

釧路湿原・知床もいいが、この風景は孫が小光子の年齢になった時には、もう見ることができないかも知れない滅び行く大地であったのだ。長閑であり、厳しくもある大自然が、表裏に在った。

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海水の奥の白く見える木が、立ち枯れになったものである)・・・画像を左クリックして大きくすればナナワラが確認できる

この砂嘴(さし)は120年後には地盤沈下で沈んで無くなると、資料館に書いてあったからだ。
従い、「トドワラ」「ナラワラ」なる、もともと陸地に育った樹木が海水の浸水によって立ち枯れになった独特の風景があったのだ。

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海水の奥の白く見える木が、立ち枯れになったものである)・・・画像を左クリックして大きくすればナナワラが確認できる


神が創造した自然は、滅び行くものも、なんとも美しい。

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>(海水の奥の白く見える木が、立ち枯れになったものである)・・・画像を左クリックして大きくすればナナワラが確認できる


一行は風蓮湖で一休みし、望遠鏡で、自然の中の丹頂鶴を観ることができた。

この旅行では、時間の関係上、納沙布に来れずに帰りの中標津空港に行く可能性もあって、根室での宿泊はあらかじめ予約していなかったが、旅は順調に上機嫌で進行しており、小光子が是非今回訪問したかった納沙布岬に向かうことができた。
しかし、ここでも濃い霧が往く手をふさぎ、岬の先端に着いた時には、今にも雨が来そうな雲行きであった。

本来ならばこのモニュメントの向こうに歯舞群島が見えるはずなのであるが・・・・。
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               誰かが真ん中に張り付けられています

人っ子一人居ない納沙布岬の先端には、北方領土返還祈願の旗が、暗雲の中にも力強くたなびいていた・・・・。

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しかしこの空模様では、小光子の今回の旅行の目的の一つであった「歯舞群島を見る」ことを、諦めざるを得ないことは、明らかであった。

小光子達は仕方なく、今度は岬の北側を通って根室へと向かうことにした。
しかし、この日も我々にはツキがあった・・・。

ふと気が付くと、薄くなった雲間から陽がさしてきたのだ。
そして辺りが少し明るくなったような気がするではないか・・・?
もしかして・・、と思い、幹線道路を外れて海側へ農道のような道を走ってみた。

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・・・画像を左クリックして大きくすれば中央部に微かに歯舞が確認できる

ほんのわずかな時間であったが、視線の向こうの霧が薄くなり歯舞群島が姿を見せたのである。
右が納沙布岬、中央が歯舞だ。若い頃なら小光子でも泳いで渡れるくらいの数キロ先の島が、戦争で勝ち取られて実効支配されているのである。昔、この辺りで漁をしていた祖先を持つ住人には、なんとも悔しい限りであろう・・・。

更に霧が薄くなり、長閑な島の様子をうかがうことができた。

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その時間は僅か10分ほどであっただろうか。
やがてまた霧の緞帳が降りてきて、小光子達を見送ってくれたのである。

長閑な納沙布岬の北岸を走っていると、道路脇に何かがいる。
「キタキツネや!」と小光子が叫んで、助手席のカミサンに写真を撮るように言ったが、何事も俊敏には動けない人。
モタモタではない。「モタモタモタ。モタモタモタ。・・・」としている間に、奴は停車した車の後方へ悠然と移動した。
「うう〜ん、残念」と、小光子が思った時、やっとカメラの準備ができたようである。
小光子は「駄目モト」と思い、ギアーをバックにいれて後進した。
窓を開けてカミサンがカメラを構えている。
しかし、奴は悠然と草むらに入るべく後ろを向いている。
小光子は、また「駄目モト」と思い、今度は軽くクックションを鳴らしてみた。
すると、奴は振り向いて、私たちを伺った。
多分、親のキタキツネの一人旅であったのだろう・・・・。

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立派な尻尾である。

旅行ガイド本にもあまりページをさいていなかったこの納沙布岬の北岸は、小光子達を十分に楽しませてくれたのである。

ここでは手つかずの自然の美しさを、存分に楽しんで、上機嫌で根室の旅館に戻った二人であった。

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丹頂鶴は1950代に3十数羽まで減ったが、その後保護され、2000年には700羽まで戻ったと、言われている。
釧路には公園で保護されたり、鶴居村のように餌付けされて集められたりしているが、風連湖やこの納沙布の丹頂鶴は、まさに大自然で自力で生息しているものである。神が創造した自然は、なんとも「美しい」の一語に尽きる・・・・。
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納沙布岬にやってきて、よかった・・・・。

感動の納沙布の余韻を残しながら、前日に急遽予約しておいた根室の旅館に到着。
小さくて安普請の旅館であったが、必要なものは揃っていて、掃除が行き届いていた。
前泊では夕食も朝食もおいしく、沢山食べ過ぎたので、昼食抜きで、ここにやってきたが、カミサンなどは1/3も食べたであろうか。
ボリューム満点、海の幸づくしのメニュウーであったが、箸休めや野菜料理が無く、料理全体のバランスに工夫が欲しかったところだ。

これで、今回の旅行は終了でも良かった。しかし、少し余裕をみて、午後の飛行機便を予約していたので、おまけとして、食べる花咲ガニしか知らない小光子なので、花咲岬を見学し霧多布まで足を延ばして、そこからまっすぐ北上して中標津空港へ行くことにした。

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花咲岬。岬にはやはり、それぞれの、様々な表情があった。

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車石と言うらしい。奇妙な地形だ)





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霧多布岬

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ここも湿原と言われて、花が咲きみだれるらしいが、我々が訪れるのが少し早かったのか、緑の草原であった。

飛行機の時間の制限があったので、少しスピードを出して運転した。
この時期の道東旅行。夏休み前だからなのか、観光客は極めて少なく、どこまでも真っ直ぐ続く道。そして広大な風景の中のドライブは、都会のスピード感とは大きく違うものであったが、大火無く、無事に全行程を走破した小光子であった。

丹頂釧路空港で借りた「ケンとメリーのスカイライン」。予定時刻に中標津空港で別れを告げたのである。



                                                    おわり・・・・・・

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
キタキツネ!

道産子!

天気!

素晴らしい記念写真ですね!

北方領土は是非返してもらいたいものです!!!

クロ菊
2013/07/23 22:12
クロ菊さん、ナガ〜イ旅行記にお付き合い、ありがとう!
尖閣諸島とはまた質の違う北方領土問題ですね。
コンブでさえ、漁師さんはロシア側に、お金を払って獲らせてもらっているらしいですよ!
小光子
2013/07/24 09:42
綺麗な写真で、京都の夏の暑さを忘れました〜。透き通った空気が写真からでも伝わってきましたよ〜☆
シュンメ
2013/07/28 12:56
シュンメさん、よく頑張ってますね。
感心・カンシン!
北海道は青空で20℃くらいでしたから、やっぱり気持ち良かったですよ。
この歳になっても、日本国内、行ったことのない土地が多いので、ボチボチと彷徨いに行こうと思っています。
小光子
2013/07/28 22:10
♪つづけて こんにちは。
北海道旅行は入社の夏、同期5人レンタカーで回りなつかしく 地図を観ながら・・・。
どこも北海道らしい 風景 情景 ナイス!。
道東で記憶に残るのは やっぱり野付ですなあ。
立ち枯れ、難破船、国後・・・いまも変らぬようで。
キタキツネ、丹頂サービスは よかったですね。

君の名は の美幌峠を通って オホーツクの毛ガニ、オシンコシンの滝・・・など思い出しまた言った気分、おおきにです。
こちらも カミサン孝行必要かもですが・・・。
EGA
2013/07/31 11:40
Egaさん、遠い昔の懐かしい青春を思い出しましたか・・・・!「君の名は」までね。
小光子は今、白浜で、孫に翻弄されていますが、今度は東北かな・・・・?
旅達者のEgaさん、お勧めを教えてくださいね。
小光子
2013/08/04 07:27

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