小光子の心

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zoom RSS 彦根城のハプニング

<<   作成日時 : 2013/05/30 18:06   >>

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 闇が消えてゆくのが、障子とカーテン越しにわかる。
小光子は、もう、眠ろうとすることを止めることにして、長良川を見渡せる縁に出て、窓を開けてみた。
やはり核反応を沈めるには、冷却することが必要だから。

釣り人が数人見える。何を釣っているのか、よくわからないくらいの遠さであるが、一人はフライフィッシングをやっているのが分かる。広い河原では最適ということなのだろう。
暫くみていると一人に何かかかったようだ。銀鱗が朝日を青白く反射している。
その色と、釣りの設えから、小さなリールを付けた短い竿に、毛鉤をつけて何かを狙っているのではなかろうか?と想像できる。釣れた魚は、たぶん、「ハヤ」であろう。すぐに、リリースしたようだ。

眼下には、船溜まりがある。昨夜の鵜飼いショーを終えた船が、並んで眠っているかのようだ。
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「鵜宴終え 朝靄に休む 屋形船」小光子

ふふふふ、夜が明けたのに、まだ垂れている。小光子の核反応はまだもう少し、冷却が足りないようだ。

しかして、さらに冷やすために、この街を、早朝散策することにした。

司馬さんの小説では、京都は小光子在住のすぐ近くの大山崎あたりのこと。どここかの「馬の骨」が油屋の娘とねんごろになり、その主人となって、油を売るようになる。しかし、出張先の、この離れた美濃では、変身して国を盗ってゆく。
京都では油屋、美濃では戦国武将。
そんな、奇々怪々なマムシの道三(斎藤道三)の足跡は、この散策中には見つけられなかったが、400年以上も前の、天下を大きく分けた戦いの中心的な土地柄だけに、その時代の武将の名があちこちで見られた。
中でも、やはり信長の存在は大きく残され、その居城が険しい金華山の頂を飾っていた。
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    昨夜の月と共に浮かんで見えた城はこの金華山の仕業である。

朝の長い観光散歩の後、ユックリと湯に浸かり、とっくに出ていった団体客の後の、広々とした朝食会場で朝のバイキングを食した。
この旅館の料理長は、なかなかのものだと思った・・。

結局、旅館を出たのは、チェックアウト時間を少し過ぎてという、節林子スタイルである。

さあ、それからどう帰るか、2つの選択肢があった。
@竜王アウトレットパーク--->近江八幡クラブハリエーーー>京都
A彦根城ーーー>京都

兎に角、帰路の方向に車を走らせながら、迷うことを楽しんだ人はAを選んだ。

ローズガーデンを見に行くことが主の小旅行であったが、夜の岐阜城に魅せられた人は、お城モードになったようだ。

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流石に江戸時代の初期から権勢をふるった伊井家(後の大老直助は安政の大獄で暗殺される)の城は、完成度が高いように感じる。やはり長い間、武家の上部に座っていたからかもしれない。
この庭も平等院や、小光子の好きな梅宮大社の設計に共通したものが多いように思う。

そしてこれもまた、背後に琵琶湖を配し、天守閣からは霞んだ竹生島が見える
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さあ、これで城に嵌ってしまった人は満足だろう、どこかで昼食などして、やっと京都に帰れるか?っと思ったときは、13時を過ぎていた。
駐車場まで車をとりに歩みを進めたが、なんとなく足取りが重い人が、居る。

ムん・・・・・?

なんと、この歳になって信じられないことを言うのだ。13:30から、あのユルキャラ人気のヒコニャンが登場するから、一度見てから帰りたいというのだ。
少し、唖然とした小光子だが、いままで、言わずに隠していたことがおかしいので、空き腹を我慢して、20分ほど駐車場の日陰のベンチで待つことにした。

駐車場にはどんどんと車やバイクのライダー達が入ってくる。

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ヒコニャンが登場する頃には、老若男女入り乱れて、満員御礼なのには驚いた。

そして、小光子はもっと驚いたことがある。

私達の少年の頃は、犯罪人は犯罪人の顔、ヤクザ屋さんはヤクザのスタイル、先生は先生の風貌と、わかりやすかった。つまり、善人は善人。悪人は悪人ヅラをしていた。
しかし、この画像を良く見ていただきたい。誰とは決して言わないが、このユルキャラを大きなバイクに乗ってわざわざ見に来たオジサンが、なんとも可愛い笑顔で、ヒコニャンを楽しんでいる。

今の世の中は、本当に複雑になったものだと、感心して、皆さんよりも一足先に、帰路に着いた小光子であった。
私は、近頃、良く知らない善人ヅラの人には、特に気を付けることにしている・・・・・
                                       3部作のおわり

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
花鳥風月。
なんだかすべてを堪能できた旅のようですね。
司馬さんのマムシのDOZANのお話、信長の築城のお話、歴史の風を感じるとることができました。
毎日子供たちに振り回されていますが、久々に本でも読もうかな。
彩風
2013/06/02 10:15
そうだね。小さな子供が居ると、ナカナカその気になれないだろうな・・。
まあ、その問題(子育て)は時間が解決することですから、いいじゃないかな?
小光子
2013/06/02 17:21
最近釣りの方はブログ更新してないですね、こちらは南高梅がピークでまだまだしばらく海は行けそうにありません(--;)
まっちゃん
2013/06/18 12:35
まっちゃんさん、こんばんは!
まあお仕事ですから、頑張ってください。
先週、行っていたんですがあいにく台風のウネリで外向きの磯では釣りは出来ず、日記が後回しになっています。
週27.28くらいを狙っています。
小光子
2013/06/18 21:03

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