小光子の心

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zoom RSS グレの最期の体験飛行

<<   作成日時 : 2012/12/04 18:19   >>

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 何度、何度も、悔しがりながら、その後、ウリボーの猛襲に、精気の無い機械のように仕掛けを入れていた小光子。
いよいよ潮も込んできて、陽も落ちてきた。


その場所で、夜も粘ってもいいのだが、今までの経験では、夜、いい目をしたことはない。
やはり、その場を諦めて、小光子は二人並んで釣っている最も南側の岸に近い浅瀬で、「夕まずめから夜」を釣ることにした。
まずは、撒き餌を磯際に多い目に入れておいて、タックルを交換。

レマーレYに6号道糸、6号ハリス、針はZEEK尾長7号、ウキはナイトモンスターと、強力パターンである。
いったい何を釣ろうとしているのか、自分でもわからない小光子だ。

そして、ケミホタルを装着しなければならなくなったころ、魚信があった。
タモなど使わずに、磯にブリあげたのは、40cmのクチブトグレ。
まもなく、チヌ。
釣れないよりも充分にマシなのだが、やはり、このヒト達ではないのだ。

(どのような順序で釣れたのか今となっては、記憶が曖昧だが、ヘダイは鮎師匠が釣ったもの)

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釣れる魚はタモなどを使わずに、皆「ブリ上げ」と、まるでカツオの一本釣り漁のように釣っている。

完全に日が暮れて、ケミの輝きが鮮やかに見え始めた頃、ウキが踊るように「ボヤボヤボヤ」とシモってゆく。

「バシッツ」と鬼アワセを入れた。

奴はいつものように左のさこドンの釣り場へ向いて走った。

「これは強い・・・・・!」
小光子は竿尻を腹に当てて、右手を前に出して竿を掴み、左に「行かせるもんか!」と止めた。
ここで止めないと、根に擦られるのである。

「止めた!浮いた!」と思った瞬間が確かにあった、しかし「プツン」と、軽くなった・・・。
仕掛けを回収してみると、ハリスの先が鋭利に切れている。

「ウームッー・・・・・」。

この日、2発目のバラシ。根には入れなかったが、つわもののモンスターは自力で6号ハリスを食い千切ったのだった。

その後、少し沈黙が続き、潮が引き始めた。
小光子は、頭を出しかけた手前のシモリに、不覚にも道糸を掛けてしまい、切らねばならなかった。
ウキだけでも回収しようと、タモでとろうとするが、ウキ止めがついたまま磯に掛かっていてなかなかとれない。
しつこく何度もやっている時、すぐ前で、何かが「バシャバシャ」やっている。

「アレッツ」と気が着いた時、さこドンが「掬ってよ!」と言っている。
さこドンが掛けて、やり取りをしているのも気がつかず、無心でウキをとっていた小光子、この日初めてのタモ入れをしたのであった。今日のここまでの最大魚、さこドンのコロダイであった。

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潮が引き、寒さが襲ってきた。
波も少し立ってきたか・・・・。
小光子は切った道糸を確認し、ゆっくりと仕掛けを作りなおした。
今夜はいい。尚もやる気は萎えず、モンスターを狙っている・・・。

それから、なにか釣った後だったろうか、
また、ナイトモンスンターが揺らいでる。

「入るかな?入るかな・・・・?入った!」

待ち構えたように合わせた。
奴は強引に右に走り、すぐに沖、そして左に方向を変えて、強力に移動する。

小光子はここで浮かさなければ、と渾身の力でレマーレを煽り、イナバウアーばりの背筋力を使う・・・。

その時、またもやプツンと切れた。
小光子は仰け反って、もう少しで後ろに転倒するところであった・・・。

今度は、6号道糸のウキ止めよりも上でのラインブレイクだ。

ウキが海中の火の玉のようになって、ボオーとした光を引きずっている。
ウキ止めがついたままのウキを引きずって、悠然と移動するモンスターの動きが、不思議な海を演出しているのだ。

不敵な奴だ。すぐに沖に出るでもなく、途中で止まったり動いたりして、そのあたりをうろついていた・・・。

もし、小光子が入水して、ラインを掴みにいったら、モンスターの正体を暴けただろうか・・・?
まあ、笑いものの種になるだけだから、やめることにした。

さこドンが一部始終を見学していて、「な〜んや、取れると思ったのに・・・」と小光子の分まで、悔しがっている。
しかし、モンスターは、ウキをつけたまま、やがて悠然と、どこかへ去っていった・・・・。

この日は潮が良かった。
久しぶりに3発。

1発目は魚体を確認したにもかかわらず、ブレイク。

2発目は、何かわからないが、明らかに1発目よりも、かなり体重の重い魚体であることは間違いなかった。

そして、駄目押しのように3発目、これは限りなくモンスターの正体を暴ける可能性が高い勝負であったが、道糸の高切れで、またもや敗戦となった。

「ヤツは、強い!」

この日は、誠にいい釣りをさせてもらい、至福の小光子の一日となった・・・・。


 2日目も小光子は昼間は放浪の旅、旅の途中、艱難辛苦でグレをしとめたりしたが、暗くなって、やはり、前日と同じ釣り座に着いた。

至福の時を過ごした昨夜であったが、こんどこそと、リベンジに燃えていた。
しかし、すでに無理があることに気付いていたが、ヘダイが次々に掛かってくるので、飽きずに、釣り続けている。
この日は水温低下が感じられていた。海水の藍が薄くなって、透明度があがっていたのだ。

同じ場所に囚われている2人も、さしたる獲物はない。

陽は完全に暮れて、満月が昇り始めている頃であった。

いきなり左上の空間に黒い物体が飛んだように思った・・・・・・???

なんとも、夜空高く、後ろの上の磯まで飛んでいった38cmの口太グレは、一生に一度の珍しい体験をすることになったのだ。(竿はマスターモデル尾長で7号ハリス)

つまり、左隣のさこドンが、グレをブリ揚げたのである。

「なにも、そこまでやらなくても・・・・」と、グレはつぶやいていたのではないだろうか・・・・・?

そして小光子もその後同じような夜グレを釣り上げて、この日はモンスターに合わずに帰還したのである・・・

この日の小光子の釣果は30〜37のヘダイ5枚、30、37口太グレ各1、他、大きいガシラ・ベラなどであった。

今年もう一度白浜へ行きたいところだが、さあ、まだモンスターは「冬篭り」をせずに、小光子と遊んでくれるのだろうか・・・・・・?

         (2012年最期の白浜釣行でモンスターの正体を暴けるか?)

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
山と海、両方の秋を堪能しているのね!!
こちらは秋も終わり、風邪のシーズンに突入してしまいました。
彩の風
2012/12/06 17:19
彩の風さん、風邪ではいけませんね!
しかし、もうちょっとだよ。
大人が少しでも多いところに、行けるのは・・・。
頑張りましょう!
小光子
2012/12/06 22:57
良い釣りをされましたね!このところハイペースに釣行されてますね!羨ましいです。

こちらも年内あと1回って感じです。良い釣りをしましょう!(o^-’)b


kouji
2012/12/09 20:50
♪こんにちは。
パソコン引越し 手間取り中で お久です。
師走になり 釣師も ますます 忙しいですな。
モンスターが 冬篭りする前に!?

今日は雪で テニス流れるかと思いきや、
できそうですね。 
EGA
2012/12/10 12:13
koujiさん、小光子もあと年内1回かな?
ここのところの小光子の釣りは、フカセでの最大魚を夢見て、オモシロオカシク、釣りを楽しんでいますが、今年はまだボラ以外に6マルを超えたものは釣っていないように思います。
これは、いけません。なんとかしなきゃ・・・・!?
小光子
2012/12/10 17:47
Egaさん!
今、我が家で一番エライ人はカミサン。
次はネンネのバアさん。

近い親戚を含めると
その次で、孫達。
そのその次は息子夫婦・娘夫婦。

そのそのその次で、やっと小光子が出てきます。

だからテニスも「休み」や「早退」が多いし、釣りも艱難辛苦して行っています。
ああ、イソガシ・イソガシ・・・・・・
男の場合、仕事をしなくなると、急に地位が低下します・・・・
小光子
2012/12/10 17:56

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