小光子の心

アクセスカウンタ

zoom RSS 風に耐えたアンネフランク

<<   作成日時 : 2012/10/04 14:42   >>

トラックバック 0 / コメント 2

少年の頃から川や沼や湖水で釣りを楽しんだ。
いつしか海の釣りをするようになってから、天気図をよく見るようになった。
何かをしたい為に何かを学ぶ。
それはよくあることのように思うのだが、勉強嫌いの小光子故に、意味のあることだ。

2012年9月30日、台風17号は紀伊半島に上陸し、南風館を直撃した。
この時期は、樹木に守られて、少しは風を避けられるようにはしているものの、風と戦いを挑むように建っている小光子の釣小屋が、気になる。

そして、すぐに19号がまたやってきそうな状態だった。
まさに紀伊半島の先端はこの時期、沖縄に継ぐ「台風銀座」といえるであろう。

10月2日(火)
半分以下は台風被害の調査、および、対処。半分以上は磯が気になる小光子。
2日だけならその日の夜は釣りができそうだ。
向こう岸がサンフランシスコになるホームの磯は、3日は台風19号のウネリがやってきて危険になるであろう。
中潮から大潮、そして、波・ウネリ、夕方時の満潮と、ホームの釣りの条件は制限が多い。

案の定、大きなウバメガシの大きい目の枝が折れて落下していた。
生きている大木なのだが、ところどころ枝が枯れて落ちてゆく。
放っておけばシロアリの餌食になるので、何とかしなければならないのだが、小光子一人の力ではビクとも動かない大きさである。
「うう〜ん、仕方がない。今日のところはとりあえず釣りに行ってから、明朝考えることにしよう」

画像


こんな大きな枝が折れるのに、今年植えた小さなバラ(アンネフランク)は、あの風にも負けずに花を咲かせている。
小光子には、教えられるような気がするできごとだ。

画像


台風の雨で、切り立った紀伊半島から大量の真水が一度に流れ込み、海は水潮になっているだろう。
これは磯釣りの条件としては良くないが、この時期27度にもなる海水温は、魚にとっては息苦しい。
雨水で少し、温度が下げられることで、活性は良くなるのでは、と考える小光子。
薄い塩分濃度に強いチヌなら好条件か・・・・?
しかし、モンスターはやってくるだろうか。

画像

シメシメと磯に着いたのは15時半だった。
海の騒ぎ具合は丁度いい。
しかし、いつも透き通って綺麗な白浜の海は、完全な水潮で、薄にごりである。

画像


前回はアルマ1.75号4号ハリスで左根に擦られた。
今日はこの潮、チヌかな?っといった感じだが、モンスターの場合は根に突っ込まれる前に力勝負で止めることが重要だ。
撒き餌を磯際に打っておいて、
「よし、それならと」、昼真っからアテンダー2.25号、5号道糸に4号ハリスを結んだ。
いったい小光子は何を釣ろうと言うのだろうか、チヌ釣り師が見たら卒倒しそうなタックルだ。
いつものようにゆっくり用意して、第1投は16時頃であった。
仕掛けを投入してから餌箱と撒き餌バッカンの位置を決めていると、浮くはずのウキが沈んでいる。
「ガン玉を打ち間違えたのかな?」と思って竿を上げようとした時、

「グン、グワ〜ン・・!」

小光子は驚いて、アテンダーを両手で持ち、ガッチリためる。
やはり、奴は左の根に行こうとする。

「行かすか。コノ〜・・・!」

2.25号と言えど、胴の柔らかいアテンダーは根元までしなっている。
こいつは強力だ。絶対に弱気はいけないと決めていた小光子。自慢の右手の腕力に任せて、右へ竿を振ろうとした時、「プツン」。
4号ハリスはあえなくチモトで切れていた・・・。

ウウウウ残念。
根には擦られていない。完全な引っ張り合いで、切れるところは、やはり結び目といえるであろう。
この場合は針のチモトの結び目だったということだ。

いったい、あのモンスターはどんなタックルで採ればいいのだろうか・・・・。
第1投目の出来事であった・・・。

それから釣れるのは小物ばかり。
それでも太陽が完全に沈んでから、夢に向けて、また、鬼のようなモンスタータックルに変更したが、やはり、アタリは頗るシブクなる。やはり、太ハリス故か、と考えていたとき、ゆっくりとケミホタルの光が拡散した。

ズボー〜っとあがってきた奇妙な生き物に光を当ててみると、トゲトゲのおじさんだった。

画像


そして、また同じようなアタリがでる。
「もう、止めてよ!トゲトゲおじさんはキ・ラ・イ!」といいながらあわせると、重量感がある手ごたえがする。まあしかし、レマーレに8号ハリスだ。なんのことなくあしらって、一応タモに入れた。

観ると、月に照らされた「月下美人」である。
立派な体高と月の光でも輝く銀輪である。
〆て計ってみると52cm強あった。
しかしこのモンスタータックルでは御チヌ様に申し訳ない感じがする小光子である。
画像


この魚が釣れたのは19時30分くらいであっただろうか、それ以後はまったく沈静化してしまい、21時の潮引き具合を待って、今回のモンスター退治はお開きとなった。

画像


前回から、夜にはモンスターは来ず、明るいうちにやってきた。
そして今回の1投目は、まさしくモンスターそのものだ。4号ハリスの引っ張り合いで負けてしまったのである。

風に倒れる大木ではなく、風をしのぐ、か細いアンネフランクのような釣りができれば、モンスターは逮捕できるのだろうか・・・・・・・?
                                                    10月3日に続く


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
あな恐ろしや!4号ハリスが引っ張り合いで切られてしまうなんて… モンスター退治はそう簡単にはいきませんね!
年無しチヌも、レマーレに8号ハリスでは瞬殺でしょうか?(笑)

kouji
2012/10/05 20:31
koujiさん、いなすと根に入る。
力任せだと切られる。
太ハリスだと、モンスターは食いついてこない。
となると、いなして根に入り損ねた魚の少ない確率を狙うか、太ハリスでも食いついてくるオバカなモンスターを狙うか、どちらかなんですが・・・。
レマーレでは、年無しでも余裕です。
ブリ揚げようかとも思うのですが、竿が傷むとイヤなので一応タモ入れするという具合です。
小光子
2012/10/06 08:47

コメントする help

ニックネーム
本 文
風に耐えたアンネフランク 小光子の心/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる