小光子の心

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zoom RSS 五島釣行エピローグ(5人目の孫・・・おお泣き「新大」)

<<   作成日時 : 2012/01/14 22:33   >>

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「釣りは家へ帰るまでが釣りだ!」と誰かから聞いたことがある。
今回は「懇親会で賞品なし」と聞いていたが、港に着くと、一匹長寸の採寸が始まり、皆はしゅんぷうの広い詰め所に移動して、懇親と順位の発表があった。
「飯塚の怪人」タッピさんが、くちぶと48cmでやはり1位だった。

釣りの金言に「名人でもいない魚はつれない」ということばがある。

つまり、釣りには運が伴う筈なのに、いつも頭書の成績なのが「怪人」たる所以である。
出席者は福岡10名、長崎1名、佐賀1名、山口1名、広島1名、大阪1名、最も遠いのはたまたま社長のようにでかい顔をして真ん中に座っている京都小光子、計16名だった。
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この時、小光子には多少気になることがあった。
パーテイの前に、釣った魚を京都へ発送していたら、翌日に着いたかも知れない。
以前男女から帰ってきたときには、OKだったので・・・。
翌日は、5人目の孫「アラタ」の「おくい初め」で、小光子は「魚を釣ってくる」と豪語して家を出てきたからだった。

しかし、この場面では仕方あるまい。そんな我侭は言ってはいられない。
「何とかなるだろう」と、それは忘れて皆との宴会を楽しんだ。

さて、青さんは帰りも上手に荷物を軽トラに詰め込んで、同乗者の車が置いてある周善寺の餌屋に戻ったのは22時を過ぎていた。
ここで同行者2人と別れる。
青さんが、何故こんなに詰め込みに執着していたのかが、ここでよくわかった。
運賃の清算であるが、高速代、ガソリン代を4人で割ると、1人たった千円なのである。
青さんは皆の費用を安くするために、奮闘したのである・・・脱帽

小光子はこの時点で、本日の博多から京都着の新幹線の終電にも、間に合わないことを確認した。
おまけに、お魚は翌日配達できない。

それでは折角のおいしい寒グレがカワイソウだ。
皆さんに、分けて持ち帰ってもらおう、と提案したのだが、これを、「詰め込み名人」の青さんが許さない!
餌屋で発砲スチロールの箱を買って、それに魚を詰め込み、持って帰れ!と言う。
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(まさに魚屋さんになった小光子)

「重いから、誰か持って帰ってくれて、魚を少なくして!」と言っても、「こんなイッパイ小光子さんが釣りんしゃるから、セキニンとらんといかんばい!」と言って、詰め込むワ、詰め込むワ、おまけに氷は隙間が無いので僅かしか入らない。
そして、荷造り用の紐を餌屋から失敬して、編みこんで取っ手まで作ってくれる念の入れようだ。
これで、小光子も「持って帰らない」とは言えなくなった。
しかし、取っ手を持って、無造作に持ち上げれば、発砲の箱がパンクしそうなので、手荷物のバッグを背肩にかけて、抱えて京都までということになる。この荷物は約20KGとなった。
これが、新幹線の中ででもパンクしたら・・・っと想像すると、ゾっ〜とする。
時間は22時半を過ぎてしまったか、さあ、小光子はこれから京都に向うのだ。

青さん:「さあ、小光子さん。これから博多でホテルを探しにいかんとね!」

殆どの人が、昨夜は徹夜で釣り、疲労困憊である筈なのに、そこまで甘えるわけにはいかない。

「青さん、ホントにお気持ちありがとう!博多は駅近くでホテルがあるだろうから、一人で大丈夫だ」
そういって、近くの駅まで送ってもらった。

しかし、それからが、やはり大変だった。
学研都市駅で電車に乗り、博多駅に着いた。
駅は大きく、小光子はまるでウオガシの爺さんのように、20kgの箱を抱えて、改札を通る。
駅員の前に箱をドッカと置いて、「駅の近くのBホテルを紹介してくれないか?」と頼むが、それはやっていない、とあえなく断られる。
せちがない世の中だ。これでは博多は国際都市の駅にはなれない。人が困っていても駅の職員は平気なのだ。
(まあ、小光子は困っているようには見えない損な人間なのか。妙齢の女性ならいざ知らず)

小光子はしかたなく箱を抱えて駅を出、トボトボと歩いて、ホテルサンルートに到着したのは23:半頃であった。
磯では途中から座って釣りをしていたくらいだ。ただでさえも腰が痛く、どこでもよかったのだが、間違えて一人でラブホテルにチェックインしてしまったら、少し恥ずかしいから、知っている名前のホテルにたどり着いた。

「一泊シングルで7800円です」とフロントマンは言った。

小光子は箱の中には氷が少ししか入っていないのが気になる。

「部屋には外にベランダはありますか?」と聞いた。

フロントマン:「ございません」
小光子:「それじゃ、すまないが、この箱の中身は魚。ホテルは暖かすぎるので、どこでもいいから、外に保管できませんか?」
フロントマン:「申し訳ありません。当ホテルには、そんな大きな冷蔵庫はございません」
小光子:「冷蔵庫じゃなくて、いいんですよ。外であれば・・・」
フロントマン:「外ならば、紛失する恐れが、ありますので、保証できません」
小光子:「困ったなあ〜。それなら、紛失したなら、それまでのこと。かまいません」
フロントマン:「当ホテルには、そんな大きな冷蔵庫はございません」
      と、また同じ事を繰り返す。
小光子:「何を言っているですか。一度も冷蔵庫に入れてくれ、などとは言っていません。外でいいのです。
     わかりました。それなら、私が勝手にホテルの外の道端にでも置いておきます」
     と言って、箱を持って、トボトボとホテルを出て行った。
フフフフ、傑作だ。そのフロントマンはカウンターを出て、小光子の後ろについて来る。
小光子がホテルの玄関近くの道で、箱の置き場所を物色していると、

フロントマン:「あのう、使用していないコインランドリーがありますので、そこで良ければ、置きますか?」と言う。

「それなら最初から、そう言えよ、バカもの!」と内心では思ったが、「ありがとう。助かるよ」といって、無事、箱は事なきを得たのである。

しかし、その頃になると、流石に腹が減った。
ここは博多。「博多ラーメンを食べるべし」

小光子はそれからホテルを出て、ラーメン屋をさがし、コンビニでワンカップを買って、部屋に戻ったのは、すでに次の日になっていた。

まだまだ、小光子の旅は続く。
7時には目覚め、ホテルで朝食を済まし、また箱を抱えて博多駅に着いた。
めでたく新幹線ホームまで行き、待合室で電車を待とうとしたが、また、ここはえらく暖房が効いている。
仕方なく小光子はホームの柵の際に箱を置いた。
そこに、妙齢で容姿端麗な女性駅員が立っていたのである。
怪訝な顔で箱を見つめる彼女。

小光子:「スミマセン、これは生ものなんです。待合室が暑いので、ここに置いておいていいでしょうか?」
彼女:「私は、荷物を見守る役割ではありませんので」と言う。

なんでこの頃の若いひとは、人の話をよく効かないのだろうか?言葉が通じていない。
まったく、会話にならないのだ。

小光子:「不審物と思われたらいけない、と思って言っただけ。置いておければいいんです。貴女に見守ってくれ、とはいっていませんよ」

全く、普通の人にとっては、この箱は理解不能なのであろうか・・・・・。

そうして、やっと幹線に乗り込み、すこしでも涼しいデッキに箱を置いて、席に着いた。
車掌がキップをみに来た。

小光子:「デッキに箱をおいています。生ものなので・・・」
車掌は、「わかりました」と言って、簡単に去っていった。

小光子は席に座って、何気なく電車内のテロップを見ていると、「車内で不信な荷物を見つけたら、車掌までお知らせください」と出ている。
さあ、どうであったろう。車掌は忙しかったのではなかろうか・・・・。

そんなこんなで、20kgの不審物は小光子宅に到着し、今度は本当にめでたく5人目の孫の「おくい初め」に間に合ったのであった・・・・・・。
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みなさん、ありがとう。そして青さん、ホントにアリガトウ。
小光子は、充分に楽しんで、十二分に疲れた初釣りとなったのである。

                                             2012年五島列島初釣りの巻き おわり





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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
色々とお疲れ様でした

今度はキャリーバッグにでもクロを入れて帰れるように工夫しなきゃですね
たっぴ
2012/01/15 23:00
読み応えのある「五島三部作」・・・l小光子さん文章の運び方や物事の捕らえ方は、面白く、読み入ってしまいます。また次回、ご一緒しましょう。お疲れ様でした。
海童坊主
2012/01/16 13:05
タッピさん、そうです。色々と疲れているでしょ!
「楽しいことは疲れる」というのが小光子の造った金言なんです。

フフフフ、工夫が足りませんでしたね。
コシ=腰にこたえてしまいましたよ
小光子
2012/01/16 20:48
海童坊主さん、あのかぶりものは小光子のお気に入りでした。
私よりも、ヒロジイさんがハマッテいますよ!
時間の都合がつきましたら、九州のように魚影は濃くはないですが、小光子的に面白い磯は沢山あります。それに、ご家族用のアドベンチャーワールドは小光子の釣り小屋の近くですので、気が向けばお声がけください。パンダが歓迎しますよ!
小光子
2012/01/16 20:56
あちゃー!小光子さん、博多に一泊されてたんですか!?
それならワタクシの仕事場にゆっくり休めたのにー( ̄0 ̄)
自分は所用で懇親会は参加出来なかったのですが、当日の夜以降はフリーでしたので……。
あー連絡すればよかったなあ(>_<)
来年もし来られるのであれば、パプア帝国ホテルへご宿泊を!!
パプア
2012/01/19 22:12
パプアさん、夜中に博多で一人で「博多ラーメン」はちょっと淋しかったなあ〜。しかし、徹夜で釣りをし、魚河岸の従業員状態で疲れていたので丁度よかったかも・・・・。
そうね、パプア帝国ホテルに今度泊まりにいきます。
日本酒のルームサービスを注文しますよ!
小光子
2012/01/20 14:32
♪つづけて こんばんは。
5人目の お孫さん おくい初め で
インスタント魚屋さん おめで父さん。
最近は 夜行バスしか乗らない人には、
魚屋さんが 夜行バスで帰れば すんなりと・・・?
まあ、苦労も振り返れば 容姿端麗さんとの 楽しみかも。
EGA
2012/01/21 21:36
流石に、世界放浪名人ですね。
移動手段を熟知。
勿論、探しもしませんでしたが、博多24:00から京都方面の夜行バスって、あったのかなあ〜。
その場合でも、魚屋の箱の保管どころの攻防は面白かったかも・・・。
小光子
2012/01/22 21:21

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