テレビをあまり見ない小光子ですが、最近、面白い歴史小説のドラマ化が相次いで放映されています。 「蒼穹の昴・壬生義侠伝、竜馬、坂の上の雲」等、いずれも人気小説家が書いたものですが、ドラマ化の出来栄えは、思ったよりも小説に近く、好感の持てる小光子です。 しかし、やはり実際に読んで、文字から感じた方が、その心や情景が染み入ってくるのは小説家としての技量が素晴しいからでしょう。 どうか、若い人達が享楽の渦の中で酔うことばかりではなく、こういう歴史の中から、たとえ泥にまみれて汚れていても、光り輝くような「心栄え」を読み取り、これからの生き方の参考にしてくれればと願う「小光子の心」であります。 という偉そうなことを言っている小光子でありますが、なんとも人間臭いことをしてしまい、反省しきりです。 南風館の朝、天気は晴れでした。 昨夜、33cm、32cmのクチブトグレの刺身、ヒトハメの酢味噌和え、自家製ダンゴ入りの鍋で心行くまで飲んで、ゆっくり目を覚ました小光子は、サコドンに後片付けを頼んで、野良仕事に出ました。 気になっていた「草刈」です。勿論機械を使った草刈ですが、刈った後の始末も含めると、かなりの重労働なんです。2時間あまりで、真冬と言うのに大量の汗をかいて部屋に戻りました。11時半になっていました。 (いまどきのグレは美味) そして、真冬の南紀の日差しに癒されて休憩。 準備完了で14時に出陣しました。 途中、夜の食材をスーパーで買い(勿論、縁起を担ぎ、魚は買わない)、釣り場へ向かうと、ローカル線の長閑な踏切を鼻歌交じりで渡ります。 その時、突然、かなり後ろからサイレンが・・・・! バックミラーをみるとパトカーがライトをつけてやってくる。 「ええ、なんだ?」 車を止めて、出て行くと、踏み切りの「一旦停止違反」だと言う。 自分はブレーキを踏んで停止したつもりだ。日常でも一旦停止をわざと怠ることは断じてない。 「見解の相違」と抗議するも、すぐに無駄なことと悟り、沈黙してしまいした。 「法律は概念であり、道徳の下にある」と考えている小光子です。 官憲はどうして、こんな微妙な見解の相違で、ほぼ善良な市民を罰し、自分の仕事を果たした、と思い込んでいるのでしょうか? こんなことで、仕事をしたと思って時間を消費しているから、悪質な法律違反に力が注げない。 無駄に、人手を要して国費を浪費しているともいえないでしょうか。日本の犯罪検挙率は30%を大きく下回っているそうです。 楽な仕事で給料を得たい、と思うのは民間でも同じなのですが、こんなことは権力がほぼ等しい民間では通用しません。国家権力が邪魔をして、こういう怠惰を見逃してしまうのではないか、と思う「小光子の心」です。 罰金を取られて、負け惜しみを言っていることは自覚しています。 しかし、それでも独り言の愚痴を言いたい、人間臭い小光子です。 父が突然の心筋梗塞で喘いでいる連絡を受け、黄色に変わったところだと思っていますが、これも開けた安全な信号だったので通過しました。 決して赤信号では渡っていません。 しかし、その日、そこで張っているのが業務だったのでしょう。隠れて張っていたパトカーが突然出てきて、「信号無視」だと言い張り、罰金をはらったのは数ヶ月前のことです。 偶然でしょうが、還暦までの長い人生の、この半年だけに、2回も、このような微妙な交通違反をしてしまいました。 とにかく、警官は捕まえようと張っていれば、微妙なことでも、ただ自分達の成果をあげるためだけに、法律を振りかざすようにみえます。 小光子はマイナリズムを心に持っている人間ではない、と自覚しているつもりです。 どちらかと言えば、メジャーな方だと思っています。 つまり、 厳しい難関を突破して就職した官僚たちは、ほとんどが優れた人達だと思っています。 先生や警察も多くは善良な人達であろうと、考えています。 一流企業の人達も、多くは優秀な頭脳の持ち主であり、高度な仕事をしている、と思っているからです。 ただ、昔に優秀であったことに起因した病気にかかってしまう人は結構いるようにも思います。 しかし、交通違反の取り締まりには、かなりの部分でこのような醜い官憲の怠惰がみられるような気がしてなりません。 従って、小光子よりもはるかにマイナリズムを持っている人たちには、全ての警察が悪くて、まるで憎むべき敵のような対象にされてしまうのではないかと、危惧してしまう小光子です。 これは、治安維持、道徳心の向上には反比例する社会現象ではないでしょうか・・・。 その日、天気は最高でした。 しかし、19時半まで釣りをして、餌取りとして小光子にアカジャコが一匹釣れただけ。 サコドンは粘りに粘って、何も無し、の釣りとなりました。 いつものお墓の道を、重い足取りで通り抜けました。 帰りも、やはり例の踏み切りを渡って帰る道しか知りません。 しかし、これまた偶然、踏切まで来たときに赤いライトが揺れています。 「故障で、遮断機が開きません。回って下さい」と言うんです。 あっけにとられれた2人は街灯も無い真っ暗な田舎の農道を走りました。しかし、あげくの果ては通り抜けできない道に入ってしまい、やっとの思いで仕方なく、また踏み切りに戻りました。 しかし、まだ因縁の踏み切りは2人を遮ったまま・・・・。 番人に、さらに詳しく回り道を聞き、やっとの思いで県道に出た2人となりました。 ありえない「踏み切り事故」でした。 「ついていない」と嘆く小光子です。 しかし、この実話には、さらにありえない隠れた事実があったのです。 ここには書けない「うっかりミス」を、小光子はもう一つしていたのです。 官憲は、最初から「踏み切り一旦停止違反を取り締まろう」と隠れて張っていて、微妙な車の動きばかりに固執し、小さな成果を上げることに精一杯だったのか、大きな小光子のうっかりミスをもう一つ見逃していたのでした。 草刈という肉体労働をしてからの「南紀の優しい日差しを浴びた癒しのひと時」のことを振り返ると、こんなひどい1日でも、官憲の愚かさ故で、「まあ、まあ、±0以上の日であった」と反省して、苦笑し、胸を撫で下ろす小光子だったのです・・・・。 フフフフフフ・・・・・ |
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内 容 | ニックネーム/日時 |
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なにかと お疲れ様です。 |
EGA 2010/02/02 09:31 |
ご無沙汰しております。 |
カンナ 2010/02/02 23:19 |
こんばんは。 |
kouji 2010/02/03 00:31 |
egaさん、小光子にとってこの釣果でその仕打ちだけでは±0以上とは、チョット・・・・! |
小光子 2010/02/03 15:13 |
カンナさん、ご無沙汰です。 |
小光子 2010/02/03 15:17 |
Koujiさん、お元気そうですね・・。 |
小光子 2010/02/03 15:32 |
南紀の魚はなかなか手強いですねぇ |
たっぴ 2010/02/03 17:23 |
タッピさん、そうですね。 |
小光子 2010/02/03 22:48 |
お久しぶりです! 嫌な警官 |
デカバン♀ 2010/02/04 16:50 |
こんばんは |
グレ次郎 2010/02/04 19:08 |
デカバン♀さん、こんばんは! |
小光子 2010/02/04 21:06 |
グレ次郎さん、いらしゃい。 |
小光子 2010/02/04 21:28 |
水溜りだったら知らないってそんな事は…あるかも〜 |
たっぴ 2010/02/04 23:21 |
タッピさん、オセワ〜 |
小光子 2010/02/06 11:47 |
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